ヨーロッパ横断鉄道旅行-第7弾(ミュンヘン→ミラノ)(9)

ヴェルグル行き列車(ザルツブルク駅)
5日目

ザルツブルク→ビショフスホーフェン

 早朝、鳥のさえずりで目を覚ます。6時30分にはホテルを出る。ザルツブルク駅に向かい、朝食もそこで済ますと、5Aという張出ホームに向かう。ヴェルグル行きの列車が既に入線していた。張出ホームに停車している時点で、これは特急などの優等列車ではない。しかし、最初ガラガラだった車内は、次々に乗り込んでくる乗客で次第に埋まってゆく。

 7時10分、列車が発車する。いったん北東に向かうが、ぐるっと大きな山型カーブを描いて南東に向きを変える。市内のSバーンの駅を次々に通過すると、7時17分にザルツブルク南駅に停車。
 ザルツァハ川に沿って一路南に向かう。西側には雪が残る高い山々が見える。7時28分、ハラインに停車。ザルツブルクを中心としたこの一帯は「ザルツカンマーグート」と呼ばれる。「ザルツ」の名が示す通り、昔から塩の産地だった地域だ。ハラインにはかつての岩塩採掘場がある。ここで大勢の乗客が下車するのは、そこを見物に行くためだろうか?

 ハラインを出ると、ザルツァハ川周辺の平地が次第に狭まり、東西の山々がぐっと迫ってくる。7時36分、ゴリング・アプテナウに停車。発車するとすぐ、ザルツァハ川を渡ってトンネルを抜けると峡谷となり、川の流れも急になる。空があいにく曇っているのが残念だが、雪をかぶった岩山と川が織りなす景色は素晴らしい。川沿いのわずかな平地は新緑に覆われている。
 川に突き出た山の頂に城が建っているのが見える。(ホーヘンヴェルフェン城と言うらしい。)城に次いで町が見えてきた。7時51分、ヴェルフェンに停車。ここからは峡谷も少し緩んで平地が広がる。7時57分、ビジョフスホーフェンに停車。大勢の乗客が下車する。

続く
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