東四国鉄道旅行(18)

徳島行き普通列車(阿波池田駅)(2)
阿波池田→徳島(徳島線)

 13時59分、徳島行きの普通列車で阿波池田を出発する。1500形2両編成の列車だ。次の駅・には14時4分に停車する。ここで土讃線の列車と行き違う。佃を出発すると、すぐに土讃線と分岐する。土讃線はここから北向きに大きく進路を変えて吉野川を渡り、猪鼻峠を越えて香川県に入ってゆく。
 佃の次の駅・辻を出発すると、吉野川が姿を現す。既に川幅はかなり広くなっている。列車は、吉野川に沿ってひたすら東へと向かうが、川はその姿をたまにしか現さない。14時35分、小島に停車する。ここで徳島から来た列車と行き違う。次の駅・穴吹には14時41分に停車する。ここから先は未知の路線だ。

 穴吹を出発してからは、吉野川のすぐ脇を走る区間がしばらく続く。14時47分、次の駅・川田に停車する。ここでも徳島から来た列車と行き違う。川田を出発すると、吉野川は姿を現さなくなり、車窓にはのどかな田園風景だけが広がる。15時2分、(がく)という変わった名前の駅に停車する。その後も、西麻植(にしおえ)という読みの難しい名前の駅が現れる。この西麻植を出発した直後に観覧車が姿を現す。何と、こんな所に遊園地があったのだ。
 西麻植の次の駅・鴨島には15時13分に停車する。ここでは普通列車のみならず、特急剣山とも行き違う。そして15時21分に出発する。15時27分、牛島に停車する。ここでも徳島から来た列車と行き違う。夕方になると徳島-穴吹間には30分に1本くらいのペースで普通列車が走っているので、かくも行き違いが多いのであろう。
 空は次第に雨雲に覆われるようになり、激しい雨が降ってくる。15時43分、鮎喰(あくい)というまたまた変わった名前の駅に停車する。この辺りは既に徳島市内であり、人家が目立つようになる。15時46分、蔵本に停車する。雨のせいで高徳線に遅れが発生しており、その影響でこの列車もしばらく停車することになった。なぜなら、次の駅・佐古で高徳線に合流するからだ。ちなみに徳島線の範囲はこの佐古駅までであるが、ここを始発・終着にしている列車はもちろん存在しない。
 蔵本に10分ほど停車した後、列車はようやく動き出す。高徳線と合流して佐古に停車し、そして16時前に終点の徳島に到着する。雨はもうやんだようだ。

 17時30分、三宮行きの高速バスに乗る。鳴門から高速に入ったバスは、鳴門海峡を越えて淡路島に入り、そして明石海峡を越えて舞子に停車する。バスを降り、JR舞子駅から明石海峡を眺める。海を越えて四国へと向かう道に夜の帳が下りようとしていた。そしてこの旅も、このとき幕を下ろしたのであった。

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