甲信縦断鉄道旅行(11)

長野行き普通列車(小諸駅)
小諸→上田(しなの鉄道)

 小諸駅のしなの鉄道ホームには、長野行きの普通列車が停車していた。115系の車両で、信州色(または長野色)と呼ばれる色をしているので、おそらくJRから乗り入れている車両なのであろう。しなの鉄道は、旧信越本線の軽井沢-篠ノ井間を引き継いだ鉄道だが、2007年7月時点では、小諸より西に向かうほとんどの列車が長野まで直通している。
 15時4分、長野行きの普通列車が出発する。列車は千曲川沿いに進むが、川の姿はほとんど見えず、川の対岸の山々の断崖が見えるだけだ。信濃国分寺を過ぎると、長野新幹線の高架が目の前に現れ、やがて合流する。そして15時25分、上田に到着する。ここは長野新幹線の停車駅でもある。

 駅から歩いて15分くらいの高台の上に、上田城公園がある。上田城は、戦国時代に真田氏によって築かれた城で、徳川氏の大軍を二度も防いだことでその名を知られている。復元された櫓門に登り、その両側の櫓と併せて内部を見学する。
 本丸の跡にある真田神社では、「六文銭」の描かれたお守りを買った。普通のお守りよりも何となくご利益がありそうな気がするのが不思議だ。
 緑に覆われたを回って上田市立博物館に行き、上田と真田氏に関する資料を見る。

 上田駅前に戻る頃には、雨だけでなく風も強まってきた。台風が接近しているためだ。だが、そんな中で「上田祇園祭」が決行されようとしていたのだ。その嚆矢となる子供神輿が駅前に現れる。悪天候の中を子供達が懸命に神輿を引っ張っている。
 もっと見ていきたかったのだが、私は先を急がねばならない。

続く
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