甲信縦断鉄道旅行(9)

小諸行き普通列車(野辺山駅)
野辺山→小諸(小海線)

 12時12分、小諸行きの普通列車で野辺山を出発する。辺りには表面が白いビニールに覆われた畑が広がる。おそらく、ここでレタスなどの高原野菜が栽培されているのだろう。次の信濃川上を過ぎると、千曲川が現れる。下流では大河となる千曲川も、この辺りでは流れも急で、泥を多く含んだ水が轟々と流れている。列車は千曲川に沿って山道を下る。

 列車は海ノ口・松原湖を通って、12時46分に小海に到着する。この辺りから川の周囲には平地が広がり、田園風景の所々に市街地が点在するようになる。臼田を過ぎると乗客が増え、今まで空いていた車内が混雑してくる。13時18分、中込に到着する。構内に引込線が多数並ぶ大きな駅だ。ここで7分ほど停車して13時25分に出発する。

 岩村田を過ぎると突如として眼前に比較的大きな市街地が現れ、列車は高架橋の上を走り、そのまま佐久平に到着する。13時36分。小海線の高架の下に長野新幹線のホームがある。在来線から新幹線を見下ろすという珍しい眺めだ。佐久平を出ると高架橋は終わり、辺りの風景も再び元の田園風景に戻る。

 列車は、乙女の手前でしなの鉄道(旧信越本線)に合流し、そのまま並走する。そして13時53分、終点の小諸に到着する。約80km、2時間余りの高原列車の旅が終わる。

続く
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