シルクロード鉄道旅行-第4弾(ウルムチ→アルマティ)(11)

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5日目

アルマティ2駅

 ホームに降り立つと、ひんやりとした、だが清々しい朝の空気に包まれる。N955列車を牽引していたはずの機関車は既に切り離され、どこかに去っていた。屋根も無いホームには、青い客車と、降りたばかりの乗客達、そして彼らの荷物を運ぶポーターの姿だけが残る。
 隣のホームを、正面に赤い星をつけた、いかにもソ連製という感じの電気機関車が通過する。2両が連接しているので、パワーは相当あるのだろう。
 ホームをまたぐ陸橋の上から駅を見下ろす。たくさんの車両が並んでいるのは、さすがに大都市アルマティの中心駅にふさわしいが、何の飾り気も無いホームやこの陸橋自体を見ていると、交通の要衝なのだが駅やその周辺に賑わいの無い日本の片田舎の駅を想起する。
 しかし、ホームなどとは対照的に駅舎はとても立派に造られている。ギリシャの神殿のようなその造りには、感心すると同時に何か違和感がある。だが、私はその後アルマティの各所で同様の造りの建物を目の当たりにすることになるのだ。

続く
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