シルクロード鉄道旅行-第2弾(上海→敦煌)(8)

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西安→蘭州

 西安駅を出発すると、すぐに西安城の北門にあたる安遠門の前を通る。西安から先は、いよいよ未知の領域だ。咸陽の近くで渭河を渡る。この先は渭河に沿って西へと進んで行くのだ。
 ここで、持ち込んだカップラーメンを初めて食べる。車内には給湯蛇口があるので、カップラーメンは手軽な車内食なのだ。味は・・・、慣れもあるだろうが日本の方がおいしいと思う。
 列車は関中平原の真ん中を疾走する。線路から渭河を隔てたすぐ南側には、諸葛孔明率いる蜀軍と司馬仲達率いる魏軍が会戦した五丈原がある。歴史の大きな舞台の中を今進んでいるのだ。曇りがちだった空から雨が降ってきた。まもなく宝鶏に到着。15時20分。予定より1時間近く遅れている。
 宝鶏から先は山地となり、渭河の流れが蛇行を繰り返す。トンネルと橋を連続して通過する。とても良い景色なのだが、晴れていればもっと良かった。山地を抜け、再び平野が現れ始めたところで天水に到着。16時55分。予定より約35分遅れだ。遅れを少し回復しているようだ。ここはもう甘粛省である。
 天水を出発すると、渭河の流れは次第に見えなくなる。沿線にはのどかな農村風景が広がる。土で造った(?)素朴な民家が建ち並び、庭には穀物を積んで干している。「○○鎮」という駅をいくつも通過する。ホームに設置された台に駅員さんが立って、通過するこの列車を律儀にも敬礼して見送っている。駅の改札口のすぐ先には路地になっていて、子供達が遊んでいるのが見える。
 やがて雨はやみ、空には夕焼けが広がる。列車は徐々に高地へと上って行く。蘭州には21時3分に到着。約40分遅れている。

続く
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西安~蘭州

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