日本縦断鉄道旅行(最北端の駅→本土最南端の駅)(43)

画像
出水→西鹿児島(鹿児島本線)

 出水駅では九州新幹線のための改装工事の真っ最中だった。未完成の真新しいホームをもう少し見ていたかったが、時間が無い。慌しく西鹿児島行きに乗る。16時26分、発車。
 この区間は単線なので、八代を出てから特急「つばめ」(新幹線になる前は博多-西鹿児島を結ぶ特急であった)に何回行き違ったり追い越されたかわからないほどだ。黒くて風格のある車体がこの路線を走るのも、後わずかな期間なのだ。
 西方に停車。ホームに亜熱帯植物が壁のように並んで生えている。南国に来た実感が増してくる。
 川内に到着。ちょうど夕方のラッシュの時間となり、車内も混みあってくる。後ろの方でおばあさん達が薩摩弁(?)で会話している。意味をほとんど理解できない。
 串木野を過ぎると列車は方向を東に向け、薩摩半島を横断する。伊集院・松元を通り、列車はシラス台地を駆け下りる。18時31分、ついに西鹿児島に到着。かつて「はやぶさ」や「富士」などの発着駅であり、自分にとってはその名前を本で知るのみであった南の駅に今降り立つ。
 改札口を出る。稚内を出てから5日間苦楽を共にしてきた青春18きっぷは、ここでその使命を終える。お前は本当に偉大な切符だ。
 ここで感動してはいられない。目的地はまだ南にあるのだ。

注:出水-川内間は2004年3月の九州新幹線開業後、肥薩おれんじ鉄道となったが、この旅行時にはまだJR鹿児島本線であったので、この名称を使う。また、西鹿児島駅は九州新幹線開業後に鹿児島中央駅となったが、これも旅行当時の名称を使う。

アルバムへ
続く
目次へ

出水~西鹿児島


西方付近


川内付近


伊集院~西鹿児島

"日本縦断鉄道旅行(最北端の駅→本土最南端の駅)(43)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント