ヨーロッパ横断鉄道旅行-第15弾(マルセイユ→バルセロナ)(14)

バルセロナ行き列車(リャンサ駅).jpg
6日目
リャンサ→ジローナ

 朝、雨が降っていた。本当は早めに出発してバルセロナで観光する時間を増やしたかったのだが、この天気なら、行きたいところが少なくなる。それで遅めに出発することにした。幸いにして雨はやみ、悪路で傘をさすことなく歩ける。

 10時43分、バルセロナ・サンツ行きの列車で出発。一山越えてヴィラジュイガ、そして11時ちょうど、フィゲラスに停車。乗客が大きく入れ替わる。
 フィゲラスの郊外を南に進む。辺りは畑。すると右から線路が合流してきた。新幹線専用線だ。フランスのTGVと接続するRENFEの新幹線AVEは、ピレネー山脈を越えるとフィゲラスに停車するのだが、どういうわけか駅は街の西側にあり、在来線のそれとは異なる。そして、フィゲラス南郊のこの地点でついに在来線と合流する。合流したところで、ヴィラマーラに停車。11時5分。

 列車は以後も森や野原の広がる中を南に進み、各駅に停車する。11時22分、少し大きな町・フラサに停車。列車はここから南西へと向きを変える。しばらくすると、畑の中に町が見えてきた。11時31分、セルラに停車。駅前に城のような工場のような不思議な建物があり、高い煙突様の塔が2本建っている。今は市役所らしいが、きっと由緒ある建物なのだろう。

 ここから山道に入り、カーブが続く。テル川の渓谷を抜ける。やがて渓谷はその幅を広げ、ついには街となる。ジローナだ。大聖堂を左手に見て川を渡ると、ジローナに停車。11時39分。AVEも停車するこの駅でも、やはり乗客が大きく入れ替わる。

続く
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