ヨーロッパ横断鉄道旅行-第15弾(マルセイユ→バルセロナ)(15)

バルセロナ・サンツに到着.jpg
ジローナ→バルセロナ

 ジローナを発車後、まっすぐに南の郊外に出るとAVE専用線が右へと分岐してゆく。そして列車はフォルネルス・ド・ラ・セルヴァに停車。11時44分。赤い壁の2階建て駅舎が印象的だ。11時52分、カルデス・ド・マラヴェッラに停車。ここの駅舎は3階建てで、1階が黄色、2階より上が黄色の枠に赤の壁になっている。
 列車はここから南西へと向きを変える。やがて先ほど分岐したAVE専用線が姿を現すが、今度は立体交差して、これを繰り返すようになる。ちょうどその立体交差のところでマサネット・マサナスに停車。12時3分。

 マサネット・マサナスからはいよいよバルセロナ近郊線に入る。左へと分岐していくのは1号線で、この列車は2号線Nort(北)を進む。次の駅オスタルリックには12時8分に停車。丘の上には城が見える。この辺りは狭い谷間で、AVE専用線や高速道路も並走している。次いで12時12分、ブレーダに停車。突如として現れたモダンな駅舎にびっくりする。
 12時20分、サント・セローニに停車。ここまでは各駅停車だったが、ここからは快速運転となる。大きな住宅地も増えてきて、大都市圏に入ったのだと実感する。12時37分、グラノジェルス・セントレに停車。貨物基地に隣接している。ここは2号線Sud(南)と8号線の基点でもある。グラノジェルス・セントレを出てすぐにAVE専用線が並走してきてトンネルに入ると、そのトンネルの中に次の駅モントメロがあるのだが、ここは通過する。グラノジェルス・セントレの手前から徐行していたこの列車だが、ここからはさらにスピードを落とす。次の駅モレット・サント・フォストを通過すると、8号線が右に分岐してゆく。

 12時57分、サント・アンドレウ・コムタルに停車。ここからはバルセロナの中心部になる。マサネット・マサナスで分岐した1号線が左から合流してくる。そしていよいよ地下に入る。13時2分、次の駅エル・クロット・アラーゴに停車。13時7分、パセジ・ダ・グラシアに停車。そして13時10分、ついに終点バルセロナ・サンツに到着する。ここまで地下を通ってきたため、ターミナル駅に到着したという実感がいまいちわかない。

 いったんホームを離れて階上に出てみると、ここには20近い数のホームが存在することがわかり、駅の入口も大きく、確かに巨大なターミナルなのだとわかるのだが、マルセイユ・サン・シャルル駅のように目の前にずらりと列車が並ぶ光景に比べると、やや寂しい気がしないでもない。

続く
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ヨーロッパ横断鉄道旅行-第15弾(マルセイユ→バルセロナ)(14)

バルセロナ行き列車(リャンサ駅).jpg
6日目
リャンサ→ジローナ

 朝、雨が降っていた。本当は早めに出発してバルセロナで観光する時間を増やしたかったのだが、この天気なら、行きたいところが少なくなる。それで遅めに出発することにした。幸いにして雨はやみ、悪路で傘をさすことなく歩ける。

 10時43分、バルセロナ・サンツ行きの列車で出発。一山越えてヴィラジュイガ、そして11時ちょうど、フィゲラスに停車。乗客が大きく入れ替わる。
 フィゲラスの郊外を南に進む。辺りは畑。すると右から線路が合流してきた。新幹線専用線だ。フランスのTGVと接続するRENFEの新幹線AVEは、ピレネー山脈を越えるとフィゲラスに停車するのだが、どういうわけか駅は街の西側にあり、在来線のそれとは異なる。そして、フィゲラス南郊のこの地点でついに在来線と合流する。合流したところで、ヴィラマーラに停車。11時5分。

 列車は以後も森や野原の広がる中を南に進み、各駅に停車する。11時22分、少し大きな町・フラサに停車。列車はここから南西へと向きを変える。しばらくすると、畑の中に町が見えてきた。11時31分、セルラに停車。駅前に城のような工場のような不思議な建物があり、高い煙突様の塔が2本建っている。今は市役所らしいが、きっと由緒ある建物なのだろう。

 ここから山道に入り、カーブが続く。テル川の渓谷を抜ける。やがて渓谷はその幅を広げ、ついには街となる。ジローナだ。大聖堂を左手に見て川を渡ると、ジローナに停車。11時39分。AVEも停車するこの駅でも、やはり乗客が大きく入れ替わる。

続く
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