ヨーロッパ横断鉄道旅行-第13弾(ミラノ→ニース)(11)

ニース・ヴィルに到着
ヴェンティミーリア→ニース

 早々にホームを離れると切符売り場に向かう。予想通り、ここではニースまでの切符を買うことができた。既にニース行きのSNCF(フランス国鉄)の列車は既に入線しているし、出発まで時間もないので、また早々にホームに向かう。

 16時35分、ニース行き列車が出発する。各車両は半分が2階建てになっていて、意外にキャパシティがある。このことは、後日実感することになるだろう。
 列車はすぐにロイア川を渡ると、ヴェンティミーリアの旧市街が丘の上に見える。その丘の下のトンネルを抜けて海岸を走る。だが、空が曇っているのと、トレニタリアの列車以上にSNCFの列車の窓が汚いため、写真を撮っても意味がないほどだ・・・

 列車は、気づかないうちに国境を越え、16時44分にフランスのマントン・ガラヴァンに停車。ついにフランスに足を踏み入れたのだ。警官が車内を巡回するところが、唯一国境の駅らしさを感じさせる。駅の周辺はリゾート地の雰囲気に満ちており、海岸と反対側の丘の斜面には上まで街並みが続く。
 列車はマントンの市街地の中を通り、16時50分にマントンに停車。次の駅カルノレを出ると真ん前に丘(マルタン岬)が立ちはだかるのだが、この丘にも街並みが上まで続き、まるで巨大な屏風のように見える。列車は丘の下のトンネルを抜ける。

 16時58分、ロクブリュヌ・カップ・マルタンに停車。この駅については、いずれ書くことになるだろう。しばらくすると、長いトンネルに入る。そしてトンネルの中で駅に停車。17時4分、ここがあのモンテカルロである。この駅についても、いずれ書くことになるが、ここではサンレモで感じたような驚きや感慨があったことだけを記そう。
 ようやくトンネルを抜けると、17時9分、カップ・ダイユに停車。ここからは海岸がなくなり、断崖とトンネルが交互するようになる。17時17分、ボリオ・シュール・メールに停車。造船所のある港、そして沖に大型客船が停泊する景色が素晴らしいが、先に述べた事情で良い写真が撮れなかったのが残念だ。

 列車は半島であるサン・ジャン・カップ・フェラを横切って、入り江の奥にあるヴィルフランシュ・シュール・メールに停車、17時20分。この駅についても、いずれ書くことになる。
 ヴィルフランシュからすぐにトンネルに入り、抜けたところはもうニースの市街地である。17時23分、ニース・リキエに停車。そして列車は市街地を横切り、また小さなトンネルに入ると、右から来たタンド線(これについても、いずれ書くことになる)と合流すると、ついに終点のニース・ヴィル駅に到着する。17時30分。構内にはソテツらしい木も生えていて、南国ムード満点だ。駅舎はこの当時(2016年5月)工事中だったらしく、使用できる通路が限られていた。
 ホテルは駅前の狭い路地にあって、やや迷ったが、ようやくチェックイン。長い1日が終わる。

続く
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