ヨーロッパ横断鉄道旅行-第12弾(ピサ→ミラノ)(8)

ラ・スペツィア行き普通列車(リオマッジョーレ駅)
折返

 モンテロッソ駅に行く。ホームには既に多くの人々が列車を待っているのだが、よく見るとホームのジェノヴァ寄りはトンネルに入っていて、この辺りには人がほとんどいない。車両編成の長短もあり、この辺りに停車するかどうかはわからないが、賭けのつもりで待ってみる。
 前後の状況から考えておそらく混雑のせいなのであろう、ラ・スペツィア行きの列車は予定より10分以上遅れて14時12分に到着。車両の最後尾はトンネルの中だ。車内もガラガラ。どうやら賭けには勝ったようだ。

 列車は発車後すぐにまたトンネルに入る。抜けたところは、前回見たモンテロッソ旧町内の浜辺だ。そしてまた、トンネルに入る。今度は長い。と思っていると、列車は徐行になり、そして停車してしまう。ここはヴェルナッツァの駅だったのだ。ヴェルナッツァ駅は狭い谷間にあり、ホームの大部分がトンネル内に入っているためである(写真参照)。
 列車は一瞬地上に出たかと思うと、また長いトンネルに入る。しばらくして、ようやく抜けたかと思うと、列車はスピードを落とすことなく駅を通過。ここは?コルニ―リアだ。そしてまたトンネル。抜けると駅だ。しかし通過。マナローラである。今度もトンネル。だが、すぐに列車は徐行となり、やがて停車。リオマッジョーレだ。14時30分。チンクエテッレの景色を楽しむには、残念ながら鉄道は不向きだと認めざるを得ない。

 列車を降りると、そこはトンネルの中だった。前方に向かって歩き、駅舎の方に行くと、大勢の乗客でごった返している・・・人出の中をかいくぐるようにして、港へ向かう。

続く
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ヨーロッパ横断鉄道旅行-第12弾(ピサ→ミラノ)(7)

モンテロッソ(5)
五村(その3)

 急いで港に戻ったものの、モンテロッソ行きの船は結局5分遅れで13時ちょうどに出発。次の港であり、終点のモンテロッソにはすぐに到着。
 港の目の前には小さな岩山が聳えているが、今までの村に比べると、ここははるかに開けている。ビーチを横切る高架の線路を、ちょうど今列車が通過する。高架のすぐ脇には広場があり、ここから山の方に向かってモンテロッソの集落が続いている。しかし、駅はここにはない。

 駅に行くには、集落の西側を画す山を越えねばならない。車も通る狭いトンネルを抜けると、そこには新たな景色が広がる。海の中に直角三角形の岩が居座り、あたかもその先端から砂が湧き上がって両側に広がっているようだ。
 ビーチのすぐ脇の通りにはホテルや飲食店が立ち並び、リゾート地の雰囲気に満ちている。モンテロッソ駅も、この並びにある。とりあえず軽く昼食をとる。

続く
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