ヨーロッパ横断鉄道旅行-第10弾(フィレンツェ→ローマ)(7)

DSC00754ローマ・テルミニ駅に到着
オルヴィエート→ローマ

 アレッツォで増えた乗客がここまでは徐々に減っていたのだが、オルヴィエートでまた大勢乗ってくる。列車が発車するとすぐ、パーリャ川が、コルバーラ湖から注ぎ出したテヴェレ川に合流する。列車はテヴェレ川の渓谷を進む。カーブやトンネルが断続する。川が湖のように大きく広がったところでアルヴィアーノに停車。13時42分。
 辺りには山が続くが、木はなく、草がわずかしか生えていない。特に夏場は乾燥するのであろう。13時49分、アッティリアーノに停車。列車はさらに南東に進む。右からはオルヴィエート以来の特急専用線、左からは高速道路が迫ってくる。この辺りは地形的にボトルネックなのであろう。少し平地が広くなるとボトルネックも「緩む」。向こうの丘の上に段々と住宅が並ぶ。これはオルテの町であろうか?
 やがて列車は右にカーブすると左から線路が合流してくる。これは、アドリア海沿岸から山を越えてやってきた線路だ。ちょうどテヴェレ川が北東から流れてきたネーラ川と合流する地点でもある。合流したところで14時1分、オルテに停車。

 オルテからはますます乗客が増える。線路はまた分岐する。この列車は左に分岐して、引き続きテヴェレ川の渓谷に沿って進む。ちなみに右に分岐すると、ローマの西北にあるブラッチャーノ湖に通じるようだ。
 まもなく特急専用線が現れ、しばらくの並走の後、列車は専用線に入る。蛇行するテヴェレ川をよそに、こちらはまっすぐのトンネルに入ったわけだが、どういうわけだか徐行を始め、とうとう停車してしまった・・・
 5分ほど停車した後、ようやく動き出した列車はぐんぐんスピードを上げる。テヴェレ川沿いの一般線であれば、スピードが出ず、遠回りである代わりに景色は多少良いのかもしれない。特急専用線は、スピードと近道の代償として、やたらと長いトンネルの続く単調な景色を受け入れねばならない。

 というわけで、列車はあっという間にローマ市の北端・セッテバンニに到達し、通過する。そしてヌオーヴォ・サラリオ駅周辺の巨大車庫を通過すると、ローマ・ティブルティーナに停車する。14時45分。
 辺りは既にローマの巨大な幹線網の真っただ中であり、見渡す限り線路が広がる。列車は巨大な右カーブをゆっくりと進むと、終点のローマ・テルミニ駅に滑り込む。14時50分、ついに到着

 他のイタリアの大都市と同様、テルミニ駅も頭端式である。なぜか、その張り出し部分に停車したため、長い長いホームを歩き、ようやく駅の中心部に到着。アジアからの長い長い鉄路が、ローマに通じたと実感した瞬間だった。

続く
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