ヨーロッパ横断鉄道旅行-第8弾(ミラノ→ヴェネツィア)(1)

マルペンサエクスプレス(ミラノ中央駅)
1日目

スタート

 羽田空港に着いたのは23時過ぎ。さすがに電車は空いているが、搭乗口へと向かうセキュリティゲートの前は少々混雑している。飛行機の出発は40分ほど遅れて翌午前2時過ぎ。さすがに眠い・・・。
 だが、いざ出発すると、かえって眠れなくなってしまう。こんな時、私は飛行機のルートマップを見ることにしている。
 このドバイ行きの飛行機は、通常すぐに韓国に入り、北京から中国北西部を経由してパキスタンに入ると記憶している。ところが、今回の飛行機は日本列島をそのまま西に進み、長崎沖に出て上海に入る。そこから中国南西部を経由してミャンマー、インドを横断する。ペルシャ湾に入ると、眼下には広大なアラビアの砂漠が広がる。とうとう寝そびれてしまった・・・。
 朝7時過ぎ(日本マイナス5時間)、ドバイに到着する。

 昼寝(朝寝?)する暇もなく、すぐに乗り換え、9時過ぎにミラノ行きの飛行機で出発する。ペルシャ湾を北上するとイラクに入り、トルコ、ブルガリア、セルビア、クロアチアを経由してクロアチア領のイストリア半島を横断するとヴェネツィアからイタリアに入る。おそらく最短距離の大圏コースよりも大回りなルートだと思うが、なぜそうしているのか、あれこれ想像するのも面白い。そして13時15分過ぎ(日本マイナス7時間)、ミラノ・マルペンサ空港に到着する。結局、完全に寝そびれてしまった・・・。

 空港のターミナルを出て、何かのオブジェが展示されているスペースを抜けると鉄道駅だ。切符は窓口でも買えるが、混雑しているので、イタリア鉄道の自販機に初挑戦する。英語対応もしており、わかりやすい。他のヨーロッパ諸国と同様、イタリアでも切符のバリデーションは必須。だが、自販機前のバリデーション機は故障していた・・・(その後、イタリアではよくあることだと悟る)。使える機械を探すのに一苦労。

 ようやくホームへ。先頭車両はワインレッド、他は白い列車が入線していた。ミラノ行きのマルペンサ・エクスプレスだ。車内はゆったりしていて、荷物置き場も充実している。
 14時43分に出発。空港の敷地を抜けると地上に出るのだが、駅に停車するたびになぜか地下に入る。マルペンサ空港から2つ目の駅、ブストアルシチョにいたっては岩盤がむき出しで、洞窟のような雰囲気である。列車はしばらく東に向かうが、やがて北西から来た路線と合流してサロンノに停車。ここでは空港からの路線も含めて3路線が合流する。
 これまで各駅に停車していた列車は、ここからようやく「エクスプレス」らしくなり、ボヴィザまではノンストップとなる。ボヴィザを出ると、すぐに大きな路線と合流してポルタ・ガリバルディに停車。ミラノ中央、ミラノ北駅に並ぶミラノのターミナル駅だ。ミラノ中央駅の南西に位置する、このポルタ・ガリバルディ駅は頭端型であり、南東に向かって行き止まりとなる。一方のミラノ中央駅も頭端型で、こちらは南西に向かって行き止まりとなる。この両者をどう結ぶのか、非常に興味があったのだが、答えはちょっと面白かった。
 ポルタ・ガリバルディを出発した列車は前進を始める。一部のホームの先に地下トンネルが作られていたのだ。地下トンネルは大きく左カーブして、その後地上に出る。そして北東に向かうと、今度は大きく右カーブして180度向きを変えてミラノ中央駅に入線する。ポルタ・ガリバルディ駅は一部頭端型を放棄したわけだが、ミラノ中央駅はそうしなかった(できなかった)ようだ。こうして15時35分、マルペンサ・エクスプレスはミラノ中央駅に到着する

続く
目次へ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント