ヨーロッパ横断鉄道旅行-第3弾(ブダペスト→ウィーン)(3)

2番トラム(2)
トラム&地下鉄

 子供鉄道の駅から坂を下り、お寺の回廊のようなレトロな造りの階段を下りると、そこにはトラムとバスの乗り場があった。駅舎もレトロ調で、その脇には2台のトラムが停車している。ここから61番トラムに乗る。
 トラムはカーブの連続する長い坂道を下ってゆく。ラックレールなど勾配用の特別な仕掛けはなく、おそらくブダペスト市内の他のトラムと同じ仕様であろうが、一般の鉄道としては相当な勾配であることは確かだ。
 トラムはずっと専用軌道を通り、登山鉄道の駅の辺りでようやく路面を走るようになる。そしてモスクワ広場に停車する。

 三たび地下鉄M2に乗る。M2は全般的に地下深くを通っているのだが、ここモスクワ広場ではその深さは地下180mにも及ぶらしい。そのため、ホームに続くエスカレーターは非常に長い。
 デアーク広場で地下鉄M1に乗り換える。以前にも書いたように、このM1は車両が短く設備もぼろいが、世界で2番目の古さを誇る地下鉄で、世界遺産にもなっているのだ。

 まずは、デアーク広場から一駅・南西側の終点のヴルシュマルティ広場駅まで行く。M1の特徴の一つは、ホームから少し階段を上っただけで地上に出てしまうことだ。地上に出てみると、こちらもレトロな建物(有名なカフェらしい)が建っていて、この地下鉄はタイムマシンだったのかと一瞬錯覚してしまう。この辺り(ヴァーツィ通り)は歩行者天国になっていて、ブダペスト市民や観光客でごった返している。

 ここから少し歩けば、もうドナウの川岸だ。M1の建設当時は、ドナウ川の地下を通すなどとは考えもしなかったであろう。川岸からは対岸のブダの王宮がよく見える。そしてこの眺めの良い川岸を2番トラムが走っているのである。

 ヴルシュマルティ広場駅に戻り、再びM1に乗る。今度は北東側の終点・メキシコ通り駅まで行く。こちらはヴルシュマルティ広場とは打って変わり、駅前にはいくつかの商店とトラム乗り場があるばかりで、近くを通るハンガリー鉄道の列車とトラムの音以外は何の喧騒も聞こえない。それゆえ、いかにも終着駅らしい雰囲気がある。

続く
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