シルクロード鉄道旅行-第9弾(テヘラン→イスタンブール)(3)

マラーゲ→タブリーズ(1)
テヘラン→タブリーズ

 空はあっという間に真っ暗になり、沿線のイラン風(?)の民家の窓の灯りが奥ゆかしく感じられる。列車は市街地の中をしばらく走って、20時45分にテヘラン西郊の大きな駅に到着する。ゴムやイスファハーンなどイラン南部へ向かう路線はここから分岐しているようだ。
 この駅を過ぎてから、夕食が配られる。メインは、定番のチキンキャバーブライス。それにスープ・ヨーグルト・ゼリー・炭酸飲料がついているから、もう満腹だ。ちなみに、ミネラルウォーターの大きなボトルが、最初から2座席に1本ずつ用意されている。
 食事時はコミュニケーションの良いチャンスでもある。同室となったBさんとその友人2人と、互いにたどたどしい英語で話す。隣の部屋にはBさんの一家が乗っており、Bさんの孫の幼い男の子が時々遊びに来る。

 列車は、21時29分にテヘランの西の都市・キャラジに到着する。単線なので、対向列車の到着を待っているようだ。トイレ休憩のためか、多くの乗客がホームに降り立つ。しばらくして対向列車が到着する。かなり豪華な列車で、テレビのついた個室まであるようだ。21時45分に出発する。
 列車はスピードを上げてまっすぐ北西に進み、アーブイェク(22時30分頃着)を経て、23時8分にガズヴィーンに到着する。かつてサファヴィー朝の首都であった歴史ある町だ。

 ガズヴィーンを出ると、そろそろ寝支度に入る。布団と枕は一人分ずつバッグに入ったものが天井近くの荷物台に置いてある。シーツと枕カバーは、車掌さんが配ってくれる。シーツと枕カバーの料金は食事と同様にチケット代に含まれており、中央アジアのように別料金を徴収されることもない。
 日本を出発して以来ろくに寝ていなかったので、あっという間に眠りに落ちてしまう。その間に、列車は世界遺産の古都・ソルターニーイェを過ぎ、ザンジャーンに停車し、ミヤーネからは西に向かい、山越えの区間に入る。


 目が覚めると、6時30分を過ぎていた。6時50分にマラーゲに停車する。ミヤーネからの山越え区間が終わる地点だ。7時ちょうどに出発する。朝焼けに照らし出された平原の風景を眺める。しばらくして列車はオルーミーイェ湖の東岸の真っ平な平地に出て、進路を北へと変える。
 7時30分過ぎ、朝食が配られる。ナンと紅茶のシンプルなものだ。
 8時を過ぎてから、名前のわからない2つの駅に停車した後、次第に草木や人家が増え、やがて列車は市街地へと入って行く。そしてイラン北西部の中心都市・タブリーズの市内に入って徐行し、到着。と思いきや、列車はタブリーズの駅構内を通過してしまう・・・。列車はしばらく進んだ後、いったん停止してバックを始める。そしてタブリーズ駅に到着する。8時55分。タブリーズはどういうわけかスイッチバック方式の駅だったのだ。

続く
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テヘラン~ガズヴィーン


ガズヴィーン~ザンジャーン


ザンジャーン~タブリーズ

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