ヨーロッパ横断鉄道旅行-第7弾(ミュンヘン→ミラノ)(26)

サン・モリッツ湖(2)
シャンパン味?の町

 サン・モリッツの駅を出ると、坂道を上る。道の途中から駅舎を眺めると、意外に大きく、立派な時計台まで備わっている。駅のすぐ脇にはサン・モリッツ湖が広がっている。
 サン・モリッツの町は、湖を囲む擂鉢状の高台にあるので、どうしても坂道を上る必要があるのだが、これが思った以上にきつい・・・。勾配が緩やかになると、通りには昔風の外観をした商店や、お城のようなホテルが立ち並ぶようになる。まさにリゾートの町だ。こうして町の中心部まで歩き、ホテルに到着する。

 夕方、湖に散歩に行く。またあの坂道を歩くのかと思うと少し憂鬱になったが、これは杞憂に終わる。なぜなら、湖と町とを結ぶ長い長いエスカレーターがあったのだ。1つのエスカレーター自体も長いのだが、これがいくつも続いている。

 こうして少々お手軽に湖に来てみると、はっと息を呑む。湖の西側は雲がかかっていて少々暗いのだが、東側は晴れていて、青空と、真っ白な山々と、森の緑と、青い湖のコントラストが素晴らしい。目線を近くに転じれば、お城のようなホテル群が湖を取り囲んでいる(もしかすると、この中には別荘も含まれているかもしれない)。見上げると、町の背後には天に鋭く突き出した山々が並ぶ。この辺りの山々は、いずれも標高3000メートル級である。町の東側の湖岸にはサン・モリッツ駅が見える。今ちょうど列車が到着したところだ。

 ここで一つ深呼吸。この町の空気にはシャンパンのような爽快感があるとされているので、俗に「シャンパン気候」と言うらしい。空気には特に爽快感は感じられなかったが(笑)、この景色を見たら、誰だって気持ち良くなるだろう。

 夕食はホテルのレストランで取る。なぜなら、この町のレストランは軒並み高いからだ・・・。テーブルクロスには「サン」にちなんでか、太陽が描かれている。豚肉のステーキを食べる。この店では比較的安いメニューだが、日本人の感覚では非常に高い。

続く
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