ヨーロッパ横断鉄道旅行-第7弾(ミュンヘン→ミラノ)(24)

ベルギュン→プレダ(1)
フィリズール→プレダ

 険しい山道が続く。列車は大きくカーブしたかと思うと、ループに入る。標高が上がり、フィリズールの町が小さく見える。渓流に架かるアーチ橋を渡ってしばらく進むと、山に囲まれたのどかな町が見えてきた。14時12分、ベルギュンに停車。

 ベルギュンを出ると、車窓の眺めは大変なことになる。列車は右へ左へ大きくカーブしながら、最初のヘアピンカーブを通過する。これから通るはずの線路が、草原の向こう側に見える。カーブはなおも続く。通って来た線路が下の方に見え、山を登っていることを実感する。いつしかベルギュンの町が、はるか下方になっていた。
 だが、山登りはまだ続く。今度はループ区間に入って行く。これから通る線路が右上方に見えたかと思うと、さっき通ったばかりの線路がすぐ下に現れ、そして交差する。感動する間もなく、これから通る線路と立体交差。山を登って美しいアーチ橋を渡ると、下の線路と立体交差。私は席につくこともできずに、景色を見るため文字通り右往左往。もちろん、幸いにして他に誰も乗っていないからできることなのだが。鉄道ファンならずとも嬉しい悲鳴をあげたくなる鉄道ショーがようやく終わり、ベルギュンよりもっとのどかな山麓の村が現れる。14時30分、プレダに停車する。

続く
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