ヨーロッパ横断鉄道旅行-第6弾(ベルリン→ミュンヘン)(24)

ヴァイス・ブルスト
9日目・10日目

ビールの都(その2)

<9日目>
 朝ホテルを出ると、すぐにトラムに乗り、高級ブランドショップが並ぶマクシミリアン通りに向かう。うっかり降りる場所を間違えてイーザル川を渡ってしまい、反対方向のトラムで引き返す。
 別にブランド物に興味があったわけではなく、とあるレストランに入る。ここでようやくミュンヘン名物ヴァイス・ブルスト(白ソーセージ)にありつく。お供はもちろんフランツィスカーナだ。かつてヴァイス・ブルストは長持ちしないため、午前中しか提供されず、保存技術の進んだ今でも午前中しか提供しない店もあると聞く。仮に午後提供されたとしても夕方には売り切れてしまうことも多い。確実にヴァイス・ブルストをいただくには、午前中しかないのだ。
 香草の香りが口いっぱいに広がり、これまた香り豊かなビールが喉を潤す。これを味わうためにミュンヘンに来たと言ってもいいくらいだ。

 朝から十分過ぎる腹ごしらえをした後、またトラムに乗ってミュンヘン駅の北側に向かい、ピナコテーケンで下車。この一帯は、美術館・博物館が集まっている場所だ。

 まずは、アルテ・ピナコテーク(古い絵画館)へ。その名の通り、近代以前の絵画を収集しており、建物の内部も荘重な造りになっている。にはフランドル・イタリア・ドイツの名画がずらりと並び、特大の絵も少なくない。ただし、複製品もけっこうある。
 次いで、北隣のノイエ・ピナコテーク(新しい絵画館)へ。絵のサイズは小ぶりになるが、ゴッホ・ゴーギャン・セザンヌなど印象派の絵画も多く、見ごたえ十分だ。

 腹だけでなく目の方も満腹してしまったので、早めにホテルに戻り、夕方、またマリエン広場に向かう。新市庁舎そばのレストランで、ビール(ラーツケラー・ミュンヘナー)とヴァイス・ブルストをたっぷり味わう。

<10日目>
 いよいよミュンヘンともお別れだ。5時前にはミュンヘン駅に行き、空港行きの列車に乗る。5時8分に発車。列車は広い構内線を西に向かい、Sバーンの駅を次々に通過する。ライムを通過したところで、右に分岐して北に向かう。ここまではニュルンベルク方面に向かうICEと同じなのだが、今度はニンフェンブルク城の公園を周るように北東に進路を変える。モーザッハでようやく停車。ここからは各駅停車となる。そのまま北東に向かい、シュライスハイム城のすぐ西側を抜けると郊外に出る。ノイファーンを過ぎると、フライジンクに向かう線路と分岐してイーザル川を渡り、ミュンヘン駅の地下ホームからミュンヘン東駅を経由してきた線路と合流すると、ミュンヘン空港の地下に突入する。5時45分、ミュンヘン空港に到着する。
 ミュンヘン空港はヨーロッパのハブ空港の一つだけあって、なかなか広い。駅から搭乗ゲートまでは相当距離がある・・・。
 7時20分、明るくなった空に向けて、パリ行きの飛行機が飛び立っていった。

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