ヨーロッパ横断鉄道旅行-第6弾(ベルリン→ミュンヘン)(22)

ミュンヘン行きICE(ミュンヘン駅)(2)
ニュルンベルク→ミュンヘン

 階段を上ったところに現れたのは、巨大な城か聖堂の入口を思わせるニュルンベルク駅の入口であった。もちろん中に入れば現代的な駅舎である。ドイツの都市の駅としては珍しいことに、この駅はフォーク型ではなく、線路が駅の東西を貫いている。故に、線路が駅の近辺で不自然にカーブさせられることもない。
 19時ちょうど、ミュンヘン行きのICEが入線する。19時2分に発車。すぐに南東に折れ、Sバーン区間を通過するが、郊外の森に入り、ICE専用線に入る。ニュルンベルクとミュンヘンを結ぶアウトバーンが併走している。スピードが上がる。辺りは丘陵が多い田園地帯で、丘陵を貫く長いトンネルをいくつも抜ける。

 インゴルシュタット北駅を通過する。ここでは東と北西からやって来たローカル線と合流する。そのまま南に向かうと、次いで広い構内線のあるインゴルシュタット中央駅を通過する。ここからは東と西へと向かう路線が分岐する。そのように複雑な線路網のせいか、列車はここで徐行し、そして一時停車する。対向列車の通過を待ってから発車。
 ここから先は一般路線を走る。辺りにはホップ畑が見える。ビール王国・ドイツらしい風景だ。列車はイルム川沿いの町を次々に通過し、次いでグロン川・アンパー川を渡ってミュンヘン北郊の町・ダッハウを通過する。

 やがてミュンヘン市街地に入ると分岐・合流点を次々に通過し、ニンフェンブルク城(後述)の脇を北から東に回り込むと、ICEやその他の車両の巨大な基地と長くて広い構内線の側を徐行する。そして20時10分、ついに今回の旅の最終目的地・ミュンヘンに到着する

 ドイツの都市の例に漏れず、このミュンヘン中央駅もフォーク型の構造をしているため、列車の後ろの方に乗っていた私はホームをひたすら歩いて前の方まで行かねばならない。列車の先頭車両の先に、ようやく大きな駅舎が現れる。外に出てミュンヘン駅を振り返ってみると、他の都市の駅とは異なり、実用本位(つまり装飾性がない)の外観をしていることがわかる。

続く
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