ヨーロッパ横断鉄道旅行-第6弾(ベルリン→ミュンヘン)(19)

カールスルーエ行き快速(コンスタンツ駅)
7日目

コンスタンツ→ジンゲン→シュトゥットガルト

 朝から本降りの雨だ。そう言えば夜中も雷が鳴りっぱなしだった。前日は真っ青だったボーデン湖が、一面グレーに染まる。ここに着いたのが前日で本当に良かったと思う。

 コンスタンツ駅から、カールスルーエ行きの快速に乗る。8時38分に発車する。アレンスバッハ、ラドルフツェルとボーデン湖(西側)の北岸を通って、9時1分にジンゲンに停車する
 本来の予定では、このままこの列車に乗ってインメンディンゲンで下車し、ウルム行きの各駅停車に乗り換えるつもりだった。ドナウ渓谷の景色を楽しむためだ。ところが、この雨ではせっかくの景色も台無しだろうと思い、予定を変更してジンゲンで下車することにした。ヨーロッパの鉄道では車内での乗り越しや行先変更は通常できないが、私はユーレイルパスを持っているので、行先変更や途中下車など自由気ままにできるのがうれしい。

 さて、ジンゲンからは9時19分発のシュトゥットガルト行き快速に乗る。スイスのシャフハウゼン始発の列車だ。列車はジンゲンを出発すると、スイス・チューリッヒに向かう線路から右に分岐して北に向かう。実はここまではドナウエッシンゲンやカールスルーエに向かう路線と同じである。辺りの低い山々には濃い霧がかかっている。9時28分、エンゲンに停車。ここから山道に入る。前日も通った、美しい谷間が広がるルートだ。長い山道を抜け、平地に下りてくる辺りでついに分岐する。左に進めばインメンディンゲンを通ってドナウエッシンゲンに向かう。私の乗った列車は右に向かい、トゥットリンゲンに停車する。9時42分。隣のホームにはウルム行きの列車が停車している。インメンディンゲンからドナウ川に沿ってやって来たのだ。

 トゥットリンゲンを出発すると、このままドナウ川に沿って北東に進む路線(本来こっちに行くはずだった)と分岐して北に向かう。線路は単線になる。こちらも渓谷ではないももの、狭い谷間を進む。9時53分、シュパイヒンゲンに停車。少し進んでアルディンゲンでは対向列車を待つために運転停車する。単線ならではの光景だ。
 またしばらく進むと、左から線路が合流して来る。これは、前日も通ったフィリンゲン(ドナウエッシンゲンの北)からネッカー川沿いに進んで来た線路だ。そして合流した線路は、ロットヴァイルの町に流れ込む。高い塔の建つ、古くからの大きな町だ。10時7分、ロットヴァイルに停車。ガラガラだった車内に大勢の乗客が乗り込んでくる。

 ここからはネッカー川の渓谷に沿って進む。蛇行する川を串刺しにするトンネルと森をいくつもくぐり抜ける。しばらく止んでいた雨が再び降り始める。オーベンドルフ、ズルツとネッカー川沿いの小さな町に停車した後、再び大きな町が現れる。10時43分、ホルブに停車する。
 列車は、ネッカー川沿いにテュービンゲンに向かう線路と分岐する。ここからは複線だ。次第に土地が開けてくる。10時53分、オイティンゲンに停車。ここからしばらくは各駅に停車する。次第に市街地が大きくなる。雨はいつの間にか止んでいた。

 11時12分、ヘレンベルクに停車。ここからシュトゥットガルトのSバーン区間に入り、再び快速運転になる。11時21分、ベーブリンゲンに停車。ここでいったん大きな森を抜けるが、森を出たところでついにシュトゥットガルトの市街地に入る。市街地の中にもトンネルが多い。おそらく起伏が多い街なのだろう。そして列車は大きく右カーブを切ってターミナルに入って行く。11時44分、ついに終点のシュトゥットガルトに到着する
 この駅もやはりフォーク型で、駅の南西側でつながっていて、線路は北東方向に向かって伸びている。だから南西からやって来たこの列車は、駅の手前で180度近いヘアピンカーブを余儀なくされたのだ。

続く
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