ヨーロッパ横断鉄道旅行-第5弾(プラハ→ベルリン)(12)

ペルガモン博物館
9日目・10日目

よみがえる古代

<9日目>
 この日は朝から曇っていて、前日よりもぐっと寒くなった。地下鉄は使わず、バスでツォー駅に行き、Sバーンでベルリン中央駅の1つ先・フリードリヒ通りまで行く。
 ベルリン中心部を南北に貫くSバーンは地下を走り、東西を行くSバーンにはフリードリヒ通りで接続する。特急などの長距離列車は、いったんこのSバーンから分岐してベルリン中央駅に向かい、再び合流するようになっているのが面白い。
 フリードリヒ通りの地下ホームで南方面行きのS1に乗り換え、次の駅・ブランデンブルク広場で下車する。ここからウンター・デン・リンデン大通りに出て、100番バスに乗り、東に向かう。シュロス橋を渡ってシュプレー川の中州に入ったところで下車する。

 この中州こそ、博物館島と呼ばれるベルリンの名所で、世界遺産にも登録されている。ここは、ベルリン大聖堂などの他に、新・旧博物館旧ナショナルギャラリーなどの大型博物館が集中する場所なのだ。これらの博物館の中で最も人気があるのがペルガモン博物館である。
 人気の場所だけあって、開館間もない時間にもかかわらず、チケット売り場には既に長蛇の列が・・・。ようやく中に入ると、まずは博物館の名前になっているペルガモンの町を見る。ペルガモンとは、現在のトルコ西部のエーゲ海の近くにあり、ヘレニズム時代にアッタロス朝の都として栄えた町である。博物館の中には、最盛時のペルガモンを再現した巨大なイラストが展示され、それを特設の展望台から見るようになっている。
 再現の次は本物が待っていた。ペルガモンの中心・ゼウス神殿の巨大な祭壇が、当時の構造そのままに展示されているのだ。

 ペルガモンを満喫した後には、しかしまだ古代の遺跡が控えていた。続いて、同じくトルコ西部にあった古代ギリシャの都市・ミレトスの市場門、その裏側には、何と古代バビロニアのイシュタール門、そして行列通りの鮮やかなレンガの壁が復元されているのだ。
 この他にも、ギリシャ・ローマの建築物や美術品、古代中近東の美術品などが数多く展示されており、ここがドイツであることを忘れてしまうほどだ。

 ペルガモン博物館を出た後は付近の博物館を見学したかったのだが、昼を過ぎても気温が上がるどころか下がっているのでは?と思える寒さで、しかもうっかり上着をホテルに置いてきてしまったため、いったんホテルに戻る。
 だが、ホテルに戻った後で雨が降り出してしまい、とうとう出かける気が失せてしまった。

 夕方、ドイツでの最後の晩餐に出かける。ドイツ料理の店をうまく見つけられず、パスタになってしまったが、ビールだけはしっかり飲んだ。

<10日目>
 早朝、クーダムを走る109番バスに乗ってベルリンの空の玄関口・テーゲル空港に向かう。クーダムを走っている時は空いていたのだが、次第に乗客が乗り始め、とうとう超満員に・・・。
 15分ほどで空港に到着。ウィーン行きの便は、それほど大人数を乗せないはずだが、カウンターは大混雑。これから日本への長い長いフライトが始まる。

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