ヨーロッパ横断鉄道旅行-第5弾(プラハ→ベルリン)(3)

ピルスナー
ビール!ビール!!ビール!!!

 プルゼニュ駅から歩いてラブザ川を渡り、プルゼニュの旧市街に入る。旧市街の中心には共和国広場があり、広場の中心にはチェコで最も高いという聖バルトロミェイ教会の高い塔が聳え、その脇には噴水のオブジェ(?)がいくつも置かれている。市庁舎もこの広場に面している。
 そういう意味で、このプルゼニュの町でも他の町と同様に古き良き街並みを散策することができる。

 だが、私には街を散策したり聖バルトロミェイ教会の塔に登るのを諦めてでも、行かねばならないところがあったのだ。

 旧市街の北東のはずれにたたずむ小さな建物、ここはかつてビールが作られていた家であり、現在ではビール醸造博物館となっている。15世紀にはビール作りを始めていたというこの建物の中には、かつてビール作りが家内制工業であった時代の様々な道具が展示されている。また、ここの地下室には雪や氷を運び込んでビールの貯蔵庫としていた。今でも展示用に氷が置かれていて、とてもひんやりする。

 かつてのビール作りを見たのなら、今度は現代のビール作りを見ねばなるまい。
 旧市街を出て広い通りを進み、再びラブザ川を渡ると、巨大な工場が現れる。ここがピルスナー・ウルケル(これはドイツ語読み、チェコ語ではプルゼニュスキー・プラズドロイだそうだ)の工場だ。入口の門こそ何やら歴史的建造物のように見えるが(実際、この門は19世紀に建てられている)、一歩中に入ると、広大な敷地の中に煙突の聳える建物がいくつも並んでいて、まさしく現代の工場なのである。
 入口のすぐ側にはビジターセンターがあり、ここから工場見学ツアーに参加する。

 まず、入口からまっすぐに伸びる道路を奥に行くと、かつてビールを輸送していたSLが展示されている。ここまでは言わば観光ゾーンであり、誰でも入れるが、ここから先が本当の工場で、見学ツアー以外には入ることができない。私達は専用バスに乗って工場の中に入る。工場の中では、ビン詰めのライン巨大な焙煎機(焙煎された麦芽は、このビールのうまさの重要なポイントだ)や麦・ホップの展示などビール製造に関わる様々な要素を見ることができる。
 見学の最後には地下のビール貯蔵庫に行く。ここはビール醸造博物館と比べて広さでは桁違いだが、原理は全く同じである。既に外では長袖が暑い時期になっていたのだが、ここでは何か羽織らないと寒いくらいである。
 ずらりと並ぶビール樽。上は白い泡で覆われているではないか。
 この後、別の樽に案内され、何とそこから直接ついだビールを試飲することができたのである。しかもこの量で(写真参照)。

 見学が終わった後、工場内のレストランで昼食をとる。食事のお供は、もちろんピルスナーだ。

続く
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