ヨーロッパ横断鉄道旅行-第4弾(ウィーン→プラハ)(15)

プラハ行き特急(プラハ駅)
ターボル→プラハ

 ターボルに8分停車した後、列車は14時8分に発車する。すぐに西に向かう線路と分岐する。しばらくは緑の平原が続くが、やがて丘陵に入り、大きなカーブが連続する。
 快調に飛ばしていた列車は、何もない山中で急にスピードを落とし停車してしまう。見ると、大規模な線路工事が行われているようだ。発車後、左へ向かう線路と分岐したかと思いきや、また停車する。再び発車後、左側を見ると新しいトンネルも造られている。そして、新しい線路が左から合流してくる。
 しばらく進むと、今度は右から線路が合流する。そして列車は大きな町に入る。14時55分、ベネショフに停車する。この駅から西に行ったところには、コノピシュチェ城という美しい古城がある。

 ベネショフを発車すると、再び山道に入る。今度はひたすら上り坂が続く。ただ、駅の頻度は以前よりもずっと増えてきた。どうやらプラハの近郊区間に入ったようだ。チェルチャニの手前で左からの線路と合流し、チェルチャニを通過したところでまた左右に分岐して、この列車は左に進む。そしてサーザヴァ川を渡る。
 上り坂はまだ続く。ストランチツェを通過したところで坂が終わり、辺りは高台となる。景色は次第に市街地となり、大きなコンテナ基地も現れる。さらに大きな車両基地を抜けると今度は下り坂となる。そして、15時35分、プラハ・ヴルショヴィツェに停車する。
 いよいよラストスパートだ。列車はT字型の分岐を右に折れるとトンネルに入る。トンネルを抜けると、プラハの中心部が現れ、そしていよいよプラハ駅の大きな構内が見えてくる。15時40分、列車はついにプラハに到着する。

 夏休みということもあるのだろう。プラハ駅の中は大勢の人でごった返している。だが、ここからエスカレーターで1階上がると、どこかの教会を模したような場所がある。上を見上げると、美しい丸天井になっている。ここに来ると、下界の喧騒がまるで嘘のように静かだ。
 駅を外から眺めるのも良い。やはり、教会のような外観になっているのだ。

 再び下界に戻り、さらに地の底(地獄ではなく地下鉄)に向かおうとする。だが、切符売り場がない。何と、切符は近くの売店でのみ売られているのだ・・・。
 プラハ駅に乗り入れている地下鉄C線に乗って市街地北部に向かい、ストルジースコフで下車する。この駅は半地上駅で、駅舎もなかなかモダンな造りになっている。駅近くにあるホテルへと向かう。

 ホテルの近くにはあまりレストランがないので、夕食のために再びC線に乗って市街地の中心部に向かう。バスターミナルのあるフローレンツで下車して、B線に乗り換える。そして、ナードロニー・トゥシーダで下車する。プラハの地下鉄の各駅の壁のデザインはシンプルだが、色彩感覚がとても良いと思う。
 駅近くのレストランで、肉料理のディナーを食べる。そして、ここでようやくブディェヨヴィツェのブドヴァルを味わう。期待以上に甘く、おいしい

続く
目次へ

"ヨーロッパ横断鉄道旅行-第4弾(ウィーン→プラハ)(15)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント