ヨーロッパ横断鉄道旅行-第4弾(ウィーン→プラハ)(3)

プラハ行きEC78
4日目

ウィーン→ブルノ

 ホテルをチェックアウトした後、ヨーゼフシュタット通りから2番トラムに乗ってリンクへ向かう。真夏なのに、半袖1枚では寒い・・・。フォルクステアーターから地下鉄U3に乗り、ウィーン西駅でU6に乗り換え、マイドリング駅に向かう。

 8時15分過ぎ、プラハ行きのEC78が入線する。この列車はウィーンの南西にあるヴィーナーノイシュタット(前回の旅でも途中下車してみた)が始発だが、ここでしばらく停車する。私は最後尾の1等車に乗り込む。2等車にもコンパートメントはあるが、1等車のコンパートメントの方が何となく椅子や壁紙などの質が高いような気がする。
 8時25分、列車が発車する。いよいよウィーンともお別れだ。列車は徐行や停車を繰り返しながらSバーンの線路を東に向かうが、ウィーン南駅の地下ホームに向かう地下トンネルには入らずに、南東の方に分岐する。巨大な建築現場が見えてきた。どうやらこれがウィーン中央駅になるらしい。反対の窓側にはウィーン南駅が現れる。そして南駅からの線路と合流する。マイドリング駅と南駅という2大ターミナルからの線路が合流するため、この辺りは列車が相当過密になる。先程からの徐行や停車も、ここが原因らしい。
 列車は、このまま南東方向に向かうS60の線路から左に分岐して、北東方向に向かうS80の線路に入る。そしてジンマーリングに停車する。8時46分。

 列車はドナウ河岸のプラーターを横切ると、ドナウ川、次いで新ドナウ川を渡る。ウィーンを去った実感が湧いてくる。列車はエルツヘルツォーク・カール・シュトラーセを通過すると、ブラチスラヴァ方面に向かうS80と分岐してまっすぐ北に向かう。そして、南西方向からやって来たS1の線路と交差した後、右に分岐してこれに合流する。ここまでいくつもの分岐・合流ポイントを通過したが、高速道路のインターチェンジを見るようでとても面白い。
 このS1の線路は南西から北東に向かってほぼ一直線に伸びている。だから列車もぐんぐんスピードを上げ、閑静な住宅街やオレンジ色の小さな屋根の並ぶ町を次々に通過してゆく。やがて景色はや草原へと変わってゆく。

 線路が北東から北向きに変わる。ここからすぐ東は、オーストリアとスロヴァキアの国境を南北に流れるマルヒ川(チェコやスロヴァキアではモラヴァ川と呼ばれる)だ。9時34分、ホーエナウを通過する。時刻表ではチェコ国境の駅とされていて、実際この辺りでは一番大きな町なのだが、チェコとの国境はまだ先である。この辺りから、オーストリアとスロヴァキアの間にチェコが割り込み、それが北向きに広がる感じになる。
 どこの国だか判然としない草原を抜けると、列車は次第にスピードを落とす。もうチェコに入ったらしい。そして左側から、次いで右側から線路が合流する。右側から合流してきた線路は、ブラチスラヴァからやって来たものだ。9時47分、チェコの国境の町、ブジェツラフに到着する。

 列車はブジェツラフに13分停車した後、10時3分に発車する。右に分岐してゆく線路がある。これはオロモウツなどチェコ東部に向かうものであろう。こちらの列車は、はじめ北西に、後に北に向かって、モラヴィアの平原を疾駆する。オレンジ色の屋根の並ぶ町が点在している。
 やがて前方に大きな町が現れ、列車がスピードを落とす。そして町の中の大きな駅に入線する。10時33分、ブルノに到着。私はこの列車でプラハには行かず、ここで下車する。

続く
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