東九州縦断鉄道旅行(1)

直方行き快速列車(博多駅)
1日目

博多→桂川(篠栗線)

 福岡空港に降り立つや否や、私は大急ぎで移動せねばならなかった。到着したターミナルが地下鉄駅から遠かったからである。おかげで10分後には無事に地下鉄に乗り込む。そしてわずか2駅で博多に到着する

 日豊本線の起点である小倉には鹿児島本線で行くのが無難だが、以前に通ったルートではあるし、今回はあえて変えてみる。それで私は博多駅の8番ホーム・篠栗線乗り場に向かったのだ。直方行きの快速列車が入線してきた。817系の3両編成だ。正面は真っ黒で側面はグレー。なかなか渋い。JR九州の車両は、やはりかっこいい。
 10時1分、列車が発車する。1駅間だけ鹿児島本線を通って吉塚に停車する。吉塚を出るとすぐに分岐して東へと向かう。ずっと福岡の市街地を抜けて行く。10時10分、長者原に停車する。ここでは南北に走る香椎線に立体交差している。そして10時16分に篠栗に停車する。
 篠栗線は、篠栗周辺から産出される石炭を輸送するために、明治37年に開業した。そして、ここから先、桂川まで開通するのは、それから60年以上も経った昭和43年のことだ。

 篠栗を出ると、住宅地に隣接してようやく田園風景が姿を現す。筑前山手を通過すると山道を登り、10時21分に城戸南蔵院前に停車する。その名の通り、篠栗四国霊場八十八ヶ所(この近辺だけで八十八ヶ所の霊場があるのだ!)の代表格・南蔵院は駅のすぐ前にある。
 城戸南蔵院前を出発すると、すぐにトンネルに入る。これが篠栗トンネルで、長さは4500メートル以上あり、八木山峠を貫いている。この山道を通すのが困難だったことが、篠栗-桂川間の開通に時間がかかった原因だと言われている。
 トンネルを抜けるとすぐに九郎原を通過し、筑前大分、次いで桂川に停車する。10時32分。

続く
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