信越ぶらり旅(10)

越後川口行き普通列車(津南駅)
津南→越後川口(飯山線)

 津南駅に着いたのは、15時30分頃だ。実は津南を14時29分に出発する列車に乗るつもりで、浦佐から乗る上越新幹線の指定券まで購入していたのだが、次の越後川口行きの列車は17時4分。計画は大幅に狂ってしまった・・・。それにしても、次の列車が来るまでの時間をどう過ごそうか?
 だが、心配は無用だった。津南駅の2階には温泉施設があったのだ。黄色がかった少し熱い湯に浸かりながら窓の外を見ると、階下にはホームや線路が見える。のどかな秋の夕暮れ、列車も乗客もいない駅は、静寂に包まれていた。

 太陽はあっという間に沈み、外は真っ暗になる。17時4分、越後川口行きの普通列車に乗る。列車は今まで通り信濃川沿いの平地を進むのだが、もはや川の姿は闇に隠れて見ることはできない。17時28分、十日町に到着する。久しぶりに見る大きな駅だ。車内の大半の乗客が乗り降りする。飯山線ホームの階上には、ほくほく線ホームが交差している。
 17時34分、十日町を発車する。再び外は闇に変わる。次第に平地は狭くなり、山が信濃川に迫る。列車はいくつものトンネルを抜ける。魚野川が信濃川と合流する少し上流で、列車は魚野川を渡り、そして18時1分に越後川口に到着する。

 列車が到着するや、たった1両分の乗客はあっという間に姿を消す。閑散としたホームを眺めながら、私は旅の余韻をかみ締めていた。

目次へ

"信越ぶらり旅(10)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント