シルクロード鉄道旅行-第6弾(アルマティ→サマルカンド)(8)

サマルカンドに到着したN321(1)
サマルカンド到着

 30時間近く乗ってきたN321列車から降りて、久しぶりに外の空気を吸う。この列車は、サマルカンドを出た後も15時間近く旅を続けるのだ。見渡すと、そこには幅の広いホームが長く延びている。隣接する駅舎は不必要なくらい巨大だ。この駅の大きさは予想外だったが、頭上の澄んだ青空だけはイメージしていた通りだ。

 ホームには、サマルカンド等の観光案内をお願いしていた現地のガイドさんが迎えに来てくれていた。今回は観光の範囲が狭いので、車のチャーターはしていない。だから、ここから数km離れたサマルカンド市街のホテルに向かうために、ガイドさんがタクシーを捕まえる。
 前から書いているように、中央アジアでタクシーに乗るのは容易ではない。そのつど行き先と金額を交渉しなければならないからだ。駅前にタクシーは何台もいるのだが、案の定、交渉は難航する。一目で外国人旅行者だとわかる私がいるため、料金を吹っかけられるからだ。
 数台のタクシーと決裂した後、ようやく交渉がまとまる。タクシーは広い通りを南東に向けて走る。やがて沿道には建物が密集し、大きな街路樹が並ぶようになる。ここがサマルカンドの町だ。タクシーは、町の中心部の手前にあるホテルに到着する。私がタクシー料金を払おうとすると、ガイドさんに制止される。後で理由を聞いて驚いた。なぜなら、ガイドさん自身が支払うという約束で料金を安く抑えることができたからだ・・・。もちろん、この「芝居」の後で私は立替分を支払うわけだが。
 こうして、真夏のサマルカンドでの過酷だが素晴らしい旅が始まった。

続く
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