シルクロード鉄道旅行-第6弾(アルマティ→サマルカンド)(1)

タシケント行きOZ573
1日目

タシケントへ

 飛行機の窓から見える闇の中に、無数の光の点が浮かび上がる。17時30分(韓国時間:日本と同じ)にソウル・仁川空港を出発したOZ573は、7時間以上かけてウズベキスタンの首都、そして中央アジア最大の都市であるタシケントへと降り立って行く。21時前(ウズベキスタン時間:日本から-4時間)に到着。

 旅の最初にタシケントに寄ることは、正直言って本意ではない。なぜなら、ここにはまだ鉄道でたどり着いていない場所だからだ。しかし日程や飛行機の便を考慮するならば、これはやむを得ない選択であった。

 飛行機を降りてバスに乗り、空港ターミナルに向かう。まずは入国審査なのだが、夏休みの観光で膨れ上がった乗客数に対して窓口が少な過ぎ、長蛇の列。しかも、1人あたりの審査に時間がかかるのか、列はなかなか前に進まない。
 ようやく入国審査を抜けると次は税関検査だ。ここでは全員が税関申告書を2部提出して押印してもらい、1部を返却してもらう(2007年8月現在)。返却された1部は出国時に必要となるのだ。何か不審な点があれば、それが解決するまで処理はストップする。そのため、ここでも列が前に進まない・・・。全てが終わって到着ロビーに出た時は、既に22時前になっていた。そう言えば、税関のX線検査の機械の前に、こんな貼り紙があった。"Thank you for your politeness and patience."そうだ、ここでは忍耐が必要なのだ。

 この先何をするにも現地通貨(スム)が必要になるだろうから、到着ロビー内にある両替所に行くが、中に誰もいない・・・。夜遅いのでバスも終わっているようだし、タクシーを探す。案の定、ドル建てで値段を提示してくるおじさんがいる。価格は相場よりもはるかに高いので、こちらもふっかけ返してみる。すると、金額はあっさり半額になったが、そこからは進展しない。いったん交渉を打ち切って他を探してみるのだが、他に客引きしているタクシーが無いのだ・・・。仕方なくさっきのおじさんと話をまとめる。すると、おじさんは他の運転手を呼んで私をそこに乗せる。どうやらおじさんはタクシーの「手配師」らしい。

 タクシーは道を北上してタシケントの中心部へと向かう。町並みに見慣れた感じがするのは、カザフスタンのアルマティと同じく旧ソ連の都市の面影を残しているからだろう。空港から15分ほどで、ホテルに到着。旅の初めの長い一日が終わる。

続く
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タシケント

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