ときわ路鉄道旅行(3)

画像
水戸→上菅谷→常陸太田(水郡線)

 水戸駅に到着すると、時刻は既に正午前。本当はゆっくりと昼食をとりたかったが、時間が無いのでそのまま水郡線ホームへと向かう。常陸大宮行きの普通列車は、もう入線している。キハ110系のワンマンカーだ。

 12時14分、列車は水戸を発車。いよいよ水郡線の旅が始まる。すぐに常磐線から分かれて北上し、那珂川を渡る。水戸を出たばかりだというのに、停車する各駅は全て無人駅だ。だが、切符の券売機があるだけ、まだましな方なのだ(それは後からわかったことだが・・・)。そんなことを考えているうちに、上菅谷に到着。12時31分。
 水郡線本線と常陸太田線との分岐点であるこの駅には、さすがに駅員さんがいるようで、列車を降りるとすぐにアナウンスが聞こえてくる。隣のホームに停車中の常陸太田行き普通列車にすぐに乗り込む。

 12時33分、常陸太田行きの列車が発車。本線とはすぐに分岐して、ひたすら北上を続ける。もともと田園風景が続いていたが、上菅谷を出ると景色はさらに鄙びてゆく。河合に到着する手前で久慈川を初めて渡る。この川を遡って行くと、常陸大宮・常陸大子を通って福島県まで続いている。水郡線の旅を続ければ、いずれ再びその姿を見ることになるだろう。沿線の田んぼは黄金色に色づき始めている。都会では見えにくい秋の足跡がくっきりと見える。12時47分、常陸太田に到着。

 この町には、佐竹氏ゆかりの佐竹寺や、徳川光圀が晩年を過ごした西山荘などがあり、見学したいのはやまやまだが、駅から距離があり、時間も無いので、今回は駅の写真を撮るだけで良しとする。支線とは言え、この先にレールの続くことのない「果て」の駅で、列車は次の出発の時を静かに待つ。

続く
目次へ

水戸~常陸太田


上菅谷


常陸太田

"ときわ路鉄道旅行(3)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント