シルクロード鉄道旅行-第4弾(ウルムチ→アルマティ)(7)

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阿拉山口→ドスティク

 列車はゆっくりと平原の中を進む。やがて監視塔が現れ、ここが国境地帯であることを実感させる。柵が縦横に伸びているがいずれも短く、何かを囲んでいるようだ。まもなく、平原を横切る長い鉄条網が現れる。これが国境の柵だろうか?もちろん、「ここからカザフスタン」という看板が立っているわけではないので確証は無い。再び監視塔が現れる。これはもうカザフスタン側のものなのだろう。11時20分、カザフスタンの国境詰所に到着。それは見るからに駅ではなく、施設である。

 ここから、時間はカザフスタン・アスタナ時間に変わる。北京時間より-2時間、日本時間より-3時間である。よって詰所への到着は9時20分となる。
 手続きは、中国出国時とほぼ同じだ。まず出入国係官にパスポートを渡す。次に税関係官がやって来て、所持金を質問する。3000米ドル以上持っていれば申告が必要だが、そんなに持っているはずもない。係官は立ち去る。これで終了。と思いきや、しばらくして2人組の係官がやって来る。私と伝蔵さんは廊下に追い出され(貴重品の携帯はOKだった)、「手入れ」が始まる。部屋の隅々を探し、バッグの中身をチェック。私の持っていたガイドブックにも目を通す。(持ち込める出版物にも規制があるからだろう。書いてある日本語が理解できたとは思えないが・・・。)私達にはもちろん引っかかる物があるはずもなく、無事終了。彼らが去った後で自分の荷物を確認する。(抜き取られるような高価な物は無いはずだが、念のため・・・。)そしてパスポートが返って来る。ビザと滞在登録証の両方にスタンプが押されている。
 だが後でAさんから聞いたところでは、2等車では「手入れ」の様相が相当異なっていたようだ。何と麻薬探知犬まで出動し、列車の床下まで調べられたらしい・・・。私のようなお気楽旅行者の乗る車両と、荷物満載の車両とでは調べ方も違ってくるのだろう。

 カザフの入国手続きを終えた列車は、11時20分に出発する。相変わらずノロノロ運転だ。そして11時35分、国境の駅ドスティクに到着する。

続く
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