三陸縦断鉄道旅行(八戸→仙台)(4)

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北山崎

 島越駅を出て、やや急ぎ足で港へと向かう。北山崎への遊覧船の出航時刻が迫っているからだ。駅から港へと向かう人影は、とても少ない。「これなら遊覧船も空いているに違いない」と思ったのは浅はかな考えで、に着いてみると、遊覧船の2階席は既に団体客(バスで来たようだ)に占拠されていた・・・。1階席はまだ十分空いていたのだが、窓がきっちり閉まっているのに何となく不安を感じた。
 13時20分、遊覧船が出航する。ウミネコの群れが船の周囲に集まって来る。乗客が撒くエサが目当てなのだ。(船内では、ウミネコパン(イカの肉入り)なるエサが販売されていた。)港を出ると、船の揺れが激しくなる。立って歩けないのはもちろんだが、手すりにしっかり掴まっていないと投げ出されそうな勢いである。さすがに外海(太平洋)だ。私がよく船に乗っていた瀬戸内海とはえらい違いだ。こんな状態ではもちろん窓は開けられない。そして、窓には水滴がたくさん付着する。
 初めはこの揺れを楽しめたのだが、やがて少し気分が悪くなってきた。生まれて初めて船酔いしたようだ。隣のnbを見ると、寝ていた・・・。気分が悪いのだろうか?それとも単に疲れているだけ?
 そうこうするうちに、船は北山崎に到着。辺りはほぼ垂直に切り立った断崖が並ぶ。北山崎自体は60度くらいに傾斜して海へと下りてゆく。荒々しい自然が造り出した見事な景観である。ただ、窓にびっしりと付いた水滴と船の揺れのおかげで、ここで公開できるような写真は1枚も撮れなかったのだが・・・。

 北山崎からの帰りも相変わらず気分が悪く、船を降りてようやく回復する。nbに勧められ、乗船場で田野畑アイスを買う。バニラ味のアイスはとても濃厚だ。畜産が盛んな岩手らしい逸品である。まだ昼食を食べていなかったので、駅への道すがらコンビニに立ち寄る。店の一角に鮮魚が売られているのが、何とも港町らしい。

続く
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