シルクロード鉄道旅行-第3弾(蘭州→ウルムチ)(2)

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2日目

上海→蘭州

 8時過ぎ、ホテルを出発。手持ちの人民元が少なくなったのでホテルで両替したかったのだが、両替カウンターは10時にならないと開かないので断念する。人民広場駅から地下鉄2号線で静安寺まで行き、そこからタクシーで虹橋空港へ向かう。
 道路は少し渋滞していたものの、8:30には虹橋空港に到着。飛行機の出発時間を考えると少し早いが、前日の悪夢が頭をよぎったので、早めに来たのだ。

 蘭州行きの飛行機は予定通り10:40に出発。途中までは大した揺れも無く順調なフライトだったのだが、着陸直前に大揺れ。そう言えば、以前にも蘭州上空でよく揺れたことを思い出した。しかも着陸時にはブレーキを踏みすぎたのか、ベルトを締めていないと前の方に体がスライドして行きそうであった・・・。それでも無傷で蘭州空港に到着、13:40。

 蘭州空港からはリムジンバスに乗る。この空港(中川空港とも言う)は蘭州市街から70Kmも離れているので、とてもタクシーに乗る気がしない。よく見ると、タクシーも乗り合いが多く、まとまった人数を確保しようと運転手さん達が客引きに躍起になっている。
 バスは、工事のため所々対面通行になっている高速道路を走る。周囲は岩肌がむき出しになった山々が続く。山のあちこちに小さな木の苗木が植えられ、スプリンクラーなどで水が撒かれている。おそらく緑化対策をしているのだろう。
 茶色の山々の間を縫うこと約1時間、長い下り坂の先に大きな川が現れ、その対岸には高層ビルが建ち並ぶ都市が見えてくる。大きな川は黄河であり、都市は蘭州であった。バスは黄河に架かる橋を渡って蘭州に入る。街中を走る車は、その半分くらいが緑色のタクシーだ。大きな交差点にも歩行者用の信号が無く、歩行者が随所で横断して来る。あちこちでクラクションが激しく鳴り響いている。もしかすると北京や上海よりすごいかもしれない。一人で町を歩くのが不安になってくる・・・。そうこうするうちに、バスはとあるホテルの前に到着。バスを降りて自分の泊まるホテルを探そうと歩きかけたが、よく見ると目の前にあるのがそのホテルであった。

 ここのホテルでも両替ができなかった(日本人の客が少ないのか、日本円は扱っていなかった)ので、近くの中国銀行(The Bank of Chinaのこと。岡山にある銀行ではありません、念のため。)に行く。中国で銀行に行くのは初めてだ。行ってみると、店舗一階で改装工事が行われていた。入口の貼り紙を見ると中では営業しているようなのだが、工事現場がむき出しで何の通路もなく、入って行けそうな雰囲気ではない。入口で躊躇していると、地元の人がやって来て、同じように躊躇しながら中に入っていったので、とりあえず後について行く。2階へ上がると、1階とはうって変わってきれいに内装された大きな部屋に窓口が並んでいた。ここで何とか人民元を入手する。

 後はウルムチ行きの列車の切符を受け取るばかりなのだが、夕方になってもなかなか届けられない。昨年の悪夢が頭をよぎったので、担当する地元の旅行社に電話するも、この日は休日なので誰も出ない。気をもみながら待っていると、21時前にようやく担当者がやって来た。この1枚の切符こそが、この旅の核なのだ。
 切符を受け取ると非常に空腹を覚えた。そう言えば、飛行機内で簡素な昼食をとって以降まだ何も食べていないのだった。とりあえず町に出て、まだ開いているおいしそうな店を探す。とある小さなレストランに入る。言葉が通じないのは覚悟の上。指差しと筆談の結果、注文したのは坦々麺。この坦々麺にはスープが無い。ゆでた麺の上に激辛の具が載っているだけだ。うまい、辛い。辛みががらんどうの胃袋に沁み渡る。

続く
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上海


蘭州

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