シルクロード旅行-番外編1(上海→嘉峪関)(11)

画像
5月4日

上海リニア

 ついに、リニアに乗るチャンスがやって来た。浦東空港2階から伸びる通路を進んでリニア駅に入る。運賃は片道50元。改札付近には人影がまばらだったが、ホームは人で埋め尽くされていた。
 しばらくして、真新しい車体のリニアモーターカーが入線する。リニアは3両編成で、うち1両が貴賓車(グリーン車)である。だが、距離にして30km程度、時間にして7分程度の列車の旅で貴賓車の需要はどの程度あるのだろうか?普通車の車内は2列と3列のシートが左右に並んでおり、各車両の入口の自動ドアの上には、電光掲示板が列車の速度を表示する。日本の新幹線にも決して劣らない内装である。
 リニアがゆっくりと動き出す。電光掲示板の数値が上がり始める。100km、200km、300km、あっという間に「のぞみ」に匹敵するスピードに到達。窓の外の建物が瞬時に後方へ消え去る。高速道路を走る車が何と遅く見えることか・・・。400km、もう未知の領域だ。そして、430kmに到達!陸上で最も速く移動した瞬間だ。だが、その極みは1分ほどしか続かない。400km、300km、200km、100km、時速100kmでも随分のろのろ走っているように感じる。列車は龍陽路に到着。

 龍陽路で地下鉄2号線に乗り換える。上海の地下鉄は北京のそれに比べると、かなり先進的だ。改札は全て自動化され、定期券は「SUICA」のようなICカードになっている。ホームの各所に液晶モニタが置かれ、CMが流れる脇で次発・次々発の列車の待ち時間が秒単位で表示されている。列車の中にも液晶モニタがあり、CMが流れている。だが、上海は中国全土からお上りさんがやって来る町だ。大きい駅の改札口では、おそらく自動改札はおろか地下鉄すら見たことがない人々が戸惑い、いつも混雑している。
 黄浦江のほとりの陸家嘴で下車。付近に観光スポットが多いので、駅の中も、そして地上も、お上りさんでいっぱいだ。群衆を掻き分けながら進み、黄浦江に面した公園そばのホテルに到着。

続く
目次へ

"シルクロード旅行-番外編1(上海→嘉峪関)(11)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント