大井川鉄道の旅(1)

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金谷駅

 島田を発車した東海道線は、やがて大井川に架かる長い鉄橋を渡る。かつては「越すに越されぬ」と言われた大井川も、近年は上流部にダムができたおかげで、その水量は減少したらしい。とはいえ、その広い川幅には「暴れ川」の面影がくっきりと残っている。
 鉄橋を渡りきったところで、金谷に到着。改札を出ると、大井川鉄道の金谷駅はすぐ隣にあった。起点駅であるにもかかわらず、ホームは1つしか無く、しかも片側のみである。この日はちょうど連休の谷間で比較的乗客が少ないのだが、それでもSLを待つ人々がホーム上に所狭しと並んでいる。
 ついにお待ちかねのSLがホームに入線する。ここでは駅に着いてから機関車の位置を入れ替えるという芸当などとても使えそうにないので、最後部に電気機関車をつないで、それに牽引させている。それでも、ここからは見えない列車の最前部から「シュッ、シュッ」という音が聞こえてくると、否が応でも胸が高まるのだ。

続く
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