シルクロード鉄道旅行-第1弾(北京→西安)(17)

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鐘楼・鼓楼

 永寧門から北へまっすぐ歩くと、大きな円形のロータリーにぶつかる。このロータリーの中心に建っているのが鐘楼である。その名の通り、かつてはここで鐘を撞いて人々に時を知らせていたのだ。早速中に入ってみたいのだが、入口がわからない。ロータリーの道路は横断することができないので地上から行く方法は無さそうだ。道路脇に地下に通じる階段があるので下りてみる。どうやらロータリーに沿った地下通路があるようだ。しかし入口はわからず、そのまま地下通路を何周かしてしまう。ようやく鐘楼への入口を見つけた。通路の脇に鐘楼への階段があるのではなく、通路から奥に入った所にチケット売り場があり、さらにその奥に階段があったのだ。
 鐘楼には大勢の観光客がつめかけていた。昔の兵士の格好をした警備員さんが巡回していて、観光客からしきりに記念撮影を求められている。鐘楼は、その建物自体に風格があるのはもちろんだが、素晴らしいのはここからの眺めである。なぜなら、ここは西安の西の門からまっすぐ伸びた道路が交差する地点であり、ここからは4門を全て見ることができるからだ。周辺にはホテル・デパート・銀行などが立ち並んでおり、このエリアは名実共に西安の中心部なのである。現代的な都市のど真ん中に建つ歴史的建造物の姿は、西安という町の特徴を象徴しているようだ。
 地下通路に戻り、ロータリーの北西にある鐘鼓楼広場に出る。広場の西側には、鼓楼が建っている。鼓楼は、太鼓をたたいて人々に時を知らせた場所である。そのためか、楼内には中国中から集めた珍しい太鼓が展示されている。こちらは町の中心から少しずれるため、眺めは鐘楼ほど良くはないが、西大街から鼓楼の下をくぐって北へ伸びた路地での、下町情緒たっぷりの市場の様子を見ることができる。

 広場へ戻り、その脇にある羊肉泡の店へ入る。前日ガイドさんに連れて行ってもらった餃子店とは異なり、言葉もシステムも理解できないため(金は前払いなのだ)かなり苦労したが、親切な地元のお客さんにも助けてもらって何とか昼食にありつけた。まず、餡の無い饅頭のようなものが2個出てくる。それを自分でちぎって器に入れると、その上に羊肉入りの熱いスープを注いでもらう。うどんを細切れにして食べているような感覚だが、とてもおいしい。

続く
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