日本横断鉄道旅行(最東端の駅→本土最西端の駅)(35)

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益田→長門市(山陰本線)

 益田駅は、「SLやまぐち」号でおなじみの山口線の終端でもある。もっとも、「SLやまぐち」号は小郡(現在では新山口)-津和野間の運転なので、ここまではやって来ない。
 ホームに入ってきた長門市行きの普通列車は、1両編成のワンマンカーだった。山陰本線は山陰地方の大動脈であるはずだが、このような列車も走っていることに驚く。1両の列車は、たちまち乗客でいっぱいになる。これが夏休みでなかったら、もっと閑散としているのだろう。
 11時1分、益田を出発。車内は人が多い上に、大きな荷物(発泡スチロールの箱の中は魚か?)もたくさんあり、普段の通勤よりも大変な状態だ。窓の外には広い砂浜と、その先に青い海が広がる。疲れた体には一番の慰めだ。
 飯浦を出ると、すぐに山口県に入る。ここからは地形が変わり、山がちでやや険しく入り組んだ海岸になる。東萩に到着。多くの乗客が下車したので、車両の最後尾に移動する。続いて萩に停車。東萩の方が市街地に近いからであろうが、長州藩の城下町として栄えた町の名を負う駅としては、寒村の駅と大差無いその様子は余りに寂しい。
 列車の後ろの窓から、山道を縫っている一筋のレールを眺める。このレールの上をずっと旅していることへの実感が湧いてくる。やがて窓の外には建物が多く立ち並ぶようになり、列車のスピードが落ちてゆく。12時53分、長門市に到着。

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益田~長門市


益田


飯浦~須佐


東萩~萩

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