日本縦断鉄道旅行(最北端の駅→本土最南端の駅)(31)

画像
仙台→いわき(常磐線)

 次の列車の発車までに昼食を。そう思って仙台の駅ビルを探検し始めた私は、結局お土産を探している自分に気付いた。その結果、手には駅弁とお土産の牛タンの燻製を持っていた。(後日談:この旅行の後、一人暮らしの私はその牛タンを消化するだけのために、普段めったに買わないビールを買って飲んだのだ。牛タンがうまかったことは言うまでもない。)
 いわき行きの普通列車は、仙台を13時15分に発車。岩沼から東に向かい、常磐線に入る。
 大きな左カーブの先に亘理駅が見えた。、?、。それは駅というより城だ。後で知ったことだが、それは駅に隣接する「悠理館」という郷土資料館&図書館らしい。
 列車は福島県に入った。相馬を過ぎて原ノ町に停車。幼い頃、私が初めて読んだ特急図鑑によれば、特急「ひたち」の上野から最も遠い終着駅がこの原ノ町であった。(現在では「スーパーひたち」の一部は仙台まで行く。)その頃は終着駅にたどり着くことなど、夢でしかなかった。今私は旅をしながら、いろんな終着駅を踏破し続けている。それはとても楽しいことだけど、それと同時に終着駅、すなわち列車の「果て」への憧れを一つ一つ消してもいるのだ。
 そんなことを考えていると、目の前に大きな太平洋が広がる。雨はやんだとはいえ、海は灰色一色だ。15時57分、いわきに到着。

アルバムへ
続く
目次へ

仙台~いわき


岩沼


亘理


原ノ町

"日本縦断鉄道旅行(最北端の駅→本土最南端の駅)(31)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント