ヨーロッパ横断鉄道旅行-第15弾(マルセイユ→バルセロナ)(12)

セルベール行き列車(セルベール駅).jpg
フィゲラス→セルベール→コリウール

 フィゲラス駅に戻り、ポルト・ボウまでの切符を買おうとした私は、ポルト・ボウから1駅先、フランス側のセルベールまでの切符が買えることに気が付いた。そしてもう一つのこと、駅の電光掲示板で北方面への列車はすべてセルベール行きになっていることにも気づいた。そして、ここでようやくスペイン・フランス国境を越える列車の「約束事」を理解した。
 すなわち、フランス側から来た列車はすべてスペイン側のポルト・ボウ止まりとなるが、折り返しは回送となる。一方、スペイン側から来た列車もすべてフランス側のセルベール止まりとなるが、折り返しは回送となる。したがって、フランスからスペインに行く乗客は必ずポルト・ボウで乗り換え、スペインからフランスに行く乗客は必ずセルベールで乗り換えることになるのだ。これが、前日にポルト・ボウで浮かんだ疑問への解答である。

 11時29分、セルベール行きの列車が到着する。ここで多くの乗客が降りたため、車内はガラガラだ。
 列車はまっすぐに北東に向かってヴィラジュイガに停車。そしてなだらかな山地を越えてリャンサに停車する。明るい色の海岸通りを横目に見ながら北上し、2つのトンネル区間に挟まれた入江をさっと過ぎて短い鉄橋を渡るとコレラに停車。そして、短いトンネルを抜けると、早くもポルト・ボウに停車する。しかし、ここでは降りることはなく、そのまま乗り続ける。

 以前も書いた通り、スペインとフランスとでは線路幅が異なる。そのため、この国境を相互の列車が乗り入れているということは、両方の規格の線路がこの区間に並んでいるのだろう。さらには、ポルト・ボウを出たところでデッドセクションを通過する。様々なレベルで2つの規格が入り乱れているこの国境区間は、私の想像力を刺激せずにはいられない。
 そうこうしているうちに列車は国境のトンネルを越えて、セルベールに到着する。11時57分。

 ホームのすぐ近くに券売機があったポルト・ボウとは異なり、セルベールではいったん改札を出て駅の窓口で切符を買わねばならない・・・。切符を買うと、今度は別のホームに行く。そこにはアヴィニョン行きの列車が既に入線していた。

 列車は12時34分に発車。短いトンネルをいくつも抜け、明るい色の街を通ってバニュルス・シュール・メールに停車。次いでポール・ヴァンドルに停車すると、12時57分、コリウールに停車する。そして私は、ここで下車する。

続く
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