ヨーロッパ横断鉄道旅行-第15弾(マルセイユ→バルセロナ)(8)

ポルト・ボウ行き列車(ポルト・ボウ駅).jpg
ペルピニャン→ポルト・ボウ

 ペルピニャンでは7分停車した後、12時44分に発車する。すぐにいくつもの線路が右へと分岐してゆく。これらにはピレネー山中へ向かうローカル線も含まれているが、何と言ってもTGV専用線がそのメインである。しばらくその存在を忘れていたが、ニームの手前で合流して以来、スペインへと向かうTGVと同じ線路を走っていたのだ。しかし、後述するようにこの先はカーブが連続するようになるから、さすがにTGVの高速運転には向かないのであろう。
 列車は早くも郊外に出る。オレンジ色の屋根を戴く家屋が続くきれいな田園風景だ。12時53分、郊外の町・エルヌに停車。列車は南西へと向きを変える。さらに田園風景が続き、馬が放牧されている牧場も見える。12時58分、アルジュレ・シュル・メールに停車。街中の塔が印象的だ。

 さらに南西へ。そしてついに海が姿を現す。短いトンネルを抜けた先に駅。13時3分、コリウールに停車。ここでも3分停車した後、13時6分に発車。その直後、景色が急に開ける。入江、それに面したオレンジ色の街、その中心には城。「もっと見たい」と思った瞬間、無情にもトンネルに入る。トンネルを抜けて大きく左カーブすると駅。13時8分、ポール・ヴァンドルに停車。ここも大きな入江だが、「ポール(Port)」の名の通り、近代的な港に整備されている。

 山が海に迫ってきた。トンネルとカーブが連続する。13時14分、バニュルス・シュール・メールに停車。トンネルの合間に、小さな入江が姿を見せる。短いトンネルを抜けた後で左手に港町が姿を現すと、右手では構内線がばっと広がる。13時22分、セルベールに停車。フランス側の最後の駅だ。

 セルベールを発車してすぐにトンネルに入っても列車は徐行したままだ。4時間近い旅の名残を惜しむかのように。
 トンネルを抜けたら、国境を越えていた。左手に見える港町はポルト・ボウ。同じ"Port"でも、ここでは「ポルト」と読む(正確には"Porto"だが)。そして右手では構内線がばっと広がる。13時25分、列車が駅に到着する。ずっと座りっぱなしだったので、少しフラフラしながらホームに降り立つ。

続く
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