ヨーロッパ横断鉄道旅行-第14弾(ニース→マルセイユ)(12)

5日目
イエール→トゥーロン→マルセイユ
8時35分過ぎにイエール駅

次の列車は・・・9時18分発で始発のTGV(パリ・リヨン駅行き)だ。だが、この列車はマルセイユを通過してしまう・・・。やむなく、トゥーロンまでの切符を買う。このTGVは既に入線していたが、まだ準備中であった。
9時過ぎ、TGVに乗車。そして定刻の9時18分に発車する。TGVであるから、途中駅は当たり前のようにすっ飛ばしてトゥーロンに停車

既に朝食も済ませていたので、特に何もすることなく、トゥーロン駅

10時45分、マルセイユ行きの列車が到着。これはニース始発らしく、かなり混んではいるが、それでも2階建て車両であり、2階席にはまだ空席があったので座れた。
10時51分に発車。列車はトゥーロンの市街地を東西に横断するとラ・セーヌを通過して大きな操車場を抜ける。普通列車だと思っていたが、どうやら快速だったようだ。
郊外に出ると、丘陵が広がり、その上には住宅地が連なる。次いでバンドル湾

サン・シル・シュール・メールの辺りで再び海が姿を現すが、それも長く続かず、再度内陸へ、それも山道を上る。カシを通過すると長いトンネルに入る。
トンネルを抜けたところは大きな町・オバーニュだが、ここも通過する。ここからはユヴォーヌ川に沿って西に進む。ラ・ポムの辺りで川から離れる。ブランカルドを通過すると、市街地はさらに大きくなり、線路が束になる。ここまでノンストップで飛ばしに飛ばしてきた列車が、ようやく徐行を始める。やがて北東方向から来た線路の束と合流して、束はますます太くなる。そして、列車はマルセイユ・サン・シャルル駅にゆっくりと入線し、停車

到着したのは前方に張り出したホームだったから、駅舎まではけっこう距離がある。出口は途中にもあるので、何も駅舎まで行く必要はないのだが、駅舎を見るのも鉄道旅行のうちである。
やがて屋根を構成する巨大な鉄骨


そして、ホームの先端を越えてようやくコンコース

続く
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