ヨーロッパ横断鉄道旅行-第14弾(ニース→マルセイユ)(6)

城跡から(ニース)
3日目
青弓

 今日も朝から快晴だ。ニースの名残を惜しんで、早朝から散歩に出かける。
 ニース・ヴィル駅前からトラムに乗って、南の旧市街に向かう。陽光を浴びたオペラ座の前を通って、海岸通りを歩く。朝のジョギングをする人々がたくさん行き交う。途中で寄り道をしてカフェに入り、朝食。大したものではないが、ちょっとだけリゾート気分に浸る。

 腹ごなしに散歩を続ける。前方に丘が見える。ニースの城跡だ。丘の展望台に通じるエレベーターがあるのだが、なぜだか動かない。仕方なく、階段をひたすら上る・・・。
 息を切らしながら登った展望台からの眺めは、期待通りであった。弓なりになった海岸。砂浜を挟んでぎっしりと凝集した街は、西から陽光に照らされ始め、夜の名残の影は、東へと(つまり展望台の方に)向かって退却している。

 帰り道、旧市街には骨董市が出ていた。何といっても富裕層がバカンスに来る場所だから、さぞかし良いものが出ているだろうが、残念ながらじっくり見ている余裕がない。ホテルに引き返す。

続く
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