ヨーロッパ横断鉄道旅行-第14弾(ニース→マルセイユ)(1)

ニース空港
1日目

潮風

 パリのシャルル・ド・ゴール空港を飛び立った飛行機の中で、私はぐっすり眠っていた。自宅を早朝に出発してパリ行きのフライトに滑り込んで以来、ろくに寝ていなかったからだ。
 目が覚めると、もう地中海だ。飛行機はゆっくり左に旋回する。やがて高度が下がり、見覚えのある、あるいは地図でよく見た景色が現れる。ヴィルフランシュ、サン・ジャン・カップ・フェラ、プロムナード・デ・ザングレ。いよいよ地上近くなり、プライベートジェットの駐機場が現れ、着陸。17時を過ぎたところだが、夏場のヨーロッパでは、日没にはまだ遠い。

 着いたのはニース空港の第2ターミナル。少々わかりにくかったが、バス乗り場を何とか見つけ出す。ニース・ヴィル駅行きの98番バスに乗る。前回の旅で買ったものの結局一度も使わなかったバスチケットがここで初めて役に立つ。
 バスはプロムナード・デ・ザングレを東に向かう。わずか1月前の凄惨なテロ事件の痕跡は、表向き姿を消し、通りは賑わっている。ビーチの向かいにはホテルやリゾートマンションが立ち並ぶ。バスは左折してガンベッタ通りに入り、今度は右折してティエール通りに入って駅前に到着する。

続く
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