ヨーロッパ横断鉄道旅行-第11弾(ローマ→ナポリ・ピサ)(4)

トリノ行きFB(テルミニ駅)
4日目

ローマ→チヴィタヴェッキア

 前回にも書いた通り、ここで時計の針を1日戻す。ナポリをして南伊の「見納め」とした私は、いよいよローマから北に向かう。朝まだきのテルミニ駅には、トリノ行きのFB(FRECCIABIANCA・「白い矢」という意味)が停車していた。FBはトレニタリアの新幹線としては最も遅いが、その分停車駅も多い。ローマ-ピサ間を走る優等列車は、このFBと在来線特急とも言うべきIC(インテルシティ)のみである。私が乗ったのは2等車で、4人掛けのシートが左右に並んでいる

 6時57分、列車は予定通りに発車。まっすぐ南東に進むと、右に分岐して大きくカーブし、大きく向きを変えて西に進む。オスティエンセを通過してテヴェレ川を渡るとトラステヴェレも通過。ここで右に分岐する。ちなみに、フィウミチーノ空港に向かうレオナルドエクスプレスは、ここを左に分岐していく。
 サン・ピエトロを通過。その名の通り、ライトアップされたサン・ピエトロ寺院の姿が朝の闇に包まれて浮かび上がる。ちなみに、この駅から分岐してヴァチカンに向かう引込線が存在するようだ。ローマ法王の「お召し列車」も存在するのだろうか?
 すぐに列車は左に分岐。長いトンネルを西に進む。トンネルを抜けるとアウレリアを通過してスピードを上げる。ローマ西郊の丘陵地帯を突っ切るため、トンネルを断続的に抜ける。やがてフィウミチーノ空港の北に出てくると、南東方向からやって来た線路に合流。この線路は、フィウミチーノ空港の手前で空港に向かう線路から分岐したものだ。合流した線路はそのまま北西に向かう。この辺りでようやく夜明けとなる。

 左手に海が現れる。7時27分、ラディスポリを通過。次第に海岸線が迫ってくる。7時39分、サンタ・マリネッラを通過。意外に大きな町である。列車はここで北に大きくカーブすると、さらに大きな町が現れる。7時44分、チヴィタヴェッキアに停車する。
 チヴィタヴェッキアは、海に面していないローマにとって古来から貴重な港であり、それゆえローマ-チヴィタヴェッキア間の鉄道は、イタリアで最も早く開業した路線の一つだそうだ。

続く
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