ヨーロッパ横断鉄道旅行-第10弾(フィレンツェ→ローマ)(14)

トレビの泉(2)
10日目

また来られる?

 ついにローマを発つ日が来た。ホテルを出て地下鉄に乗り、いつものようにテルミニ駅で下車するが、すぐには乗り換えず、手荷物預かり所に行く。さすがはローマ、ここにも大行列ができている・・・。

 駅近くのマッシモ宮(国立博物館)、共和国広場近くのディオクレティアヌス浴場(と併設博物館)、バルベリーニ広場近くのバルベリーニ宮(国立古典絵画館)とミュージアム三昧した後で、あの場所に向かう。

 それはバルベリーニ広場からトリトーネ通りを西に向かい、バスも通らない小さな路地に入ったところにある。行ってみると何か様子がおかしい。周囲が透明な壁に囲まれ、"THROW COIN THERE"と書かれた看板の先には、お賽銭箱のような小さな水たまり。そう、肩越しにコインを投げ入れると再びローマを訪れることができると言われるトレビの泉は、工事中であったのだ(註:これは2014年8月時点の話、その後2015年11月に再開したそうだ)。泉を取り巻く石像達もすっかり休息モードである。

 あのお賽銭箱のような水たまりの効果も疑わしく、後ろ髪を引かれる思いでテルミニ駅に戻る。荷物を受け取ると、ローマ・フィウミチーノ空港に直通するレオナルドエクスプレスに乗る。なぜ「レオナルド」かと言うと、フィウミチーノ空港の正式名称が「レオナルド・ダ・ヴィンチ空港」だから。17時52分にテルミニ駅を発車すると、まずまっすぐ南東に向かい、右に分岐すると大きくカーブして反転し、西に向かう。やがてオスティエンセを通過してテヴェレ川を渡るとトラステヴェレを通過して左に分岐する。そのままテヴェレ川に沿って下流に向かい、河口近くにあるフィウミチーノ空港に到着。18時25分。

 駅から空港ターミナルまでは意外に距離がある上、ターミナルは4つもあるので、自分のフライトがどのターミナルなのか確認しなければならない。ようやく目指すターミナルに着いたが、どういうわけかオンラインチェックインも自動チェックイン機も使えない・・・これもその後の運命を暗示していたのかもしれない。
 ようやく諸々終わって出発ゲートでくつろいでいると、何とゲートが変更されていることに気づく。この時19時30分。出発は20時なので急がねば!
 だが、既に行列ができていたゲートが一向に開かない・・・。何らアナウンスもないので、周囲の乗客も困惑している。20時35分、ようやくゲートが開く。出発は結局21時になった。

 パリへ向かうフライト自体は順調であった。だが、この後パリで出国手続きを伴う乗り継ぎが待っていることを考えると、気が気でない。パリ・ドゴール空港に着陸したのは23時。到着ゲート、23時10分。ここからはマラソン、いや1500メートル走か?出国手続きも含めて、わずか5分で羽田行きのゲートに到着できたのは、我ながらすごいと思う。だが、無情にもゲートは閉じられ、まだゲート前にいた飛行機は動き始めていたのだ。間に合わなかった・・・。
 不幸中の幸いは、ゲート周辺に残っていた係員がすぐに対応してくれたことだ。次の便(と言っても翌日だが・・・)と今夜のホテルの手配が完了。

 巨大な空港の迷路をさまよいながら、ようやくホテルに到着。着替えやサニタリーなどを全て空港で預けてしまい、手元になかったのが痛い。


 昨夜のドタバタがまるで嘘のように、ゆったりと朝を迎える。10時50分、羽田行きの便でドゴール空港を出発。予定では月曜日の早朝に羽田に到着するはずである。月曜から始まる仕事のことを考えると少し頭が痛いが、ひとまず空の上で休息することにしよう。

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