ヨーロッパ横断鉄道旅行-第9弾(ヴェネツィア→フィレンツェ)(13)

ローマ行きFA(ボローニャ駅)
ボローニャ→フィレンツェ

 ボローニャに到着すると、すぐに特急列車の切符を購入して6番線に向かう。15時45分、ローマ行きのFA9435が入線する。FAすなわちフレッチャアルジェントに乗るのは、これが初めてだ。

 15時53分、列車が発車する。ボローニャの市街地を東に進んだかと思うと、すぐに分岐して南に向かう。ボローニャ・サン・ルフィーロを通過すると、在来線から分かれて特急専用線に入る。そしてトンネルに突入。同じ特急でも、FBとFAの大きな違いはここにある。専用線を使えるFAの方が断然に速いのだ。

 トンネルは思った以上に長い。その間、1等車に乗った私にはウェルカムドリンクのシャンパンとスナックが出てきた。どうやらエレガントなアペニン越えになりそうだ。
 シャンパンを飲み干しても、まだトンネルは続く。やっとトンネルを抜け、牛のいるトスカーナの草原が一瞬見えたかと思うと、またすぐにトンネルだ・・・

 ようやくトンネル区間を抜け、列車は在来線と合流する。通過した駅名を見ると、フィレンツェ・カステッロ。トンネルしか見ない間に、もうフィレンツェ市内に入っていたのである・・・FAによるアペニン越えは、私にはエレガント過ぎたのかもしれない。
 そうこうしているうちに列車はスピードを落とし、ついにフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(よく"S.M.N"と略される)の構内に入る。そして16時32分、S.M.Nに到着するこの駅は、他の大都市と同様に全ホームの先端がコンコースに接続する頭端式である。

※FAを使わずに在来線を経由する方法もあったようだ。FAより本数がはるかに少ないがICに乗ればフィレンツェまで乗り換えなしで行くことができる。各駅停車を使う場合は直通列車がなく、フィレンツェの西郊・プラトで乗り換える必要がある。ただ、このルートの場合も相当なトンネル区間があることには変わりない。いずれにせよ、その当時、多少動揺もしていて冷静に検討する余裕のなかった私にとっては、これは所詮後知恵にすぎない。

続く
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