ヨーロッパ横断鉄道旅行-第8弾(ミラノ→ヴェネツィア)(4)

ヴェネツィア行きFB9713(ミラノ駅)
4日目

ミラノ→ブレーシャ

 旅も4日目となり、いよいよイタリアの北の都を去ることになった。ミラノ中央駅にはこの日も朝から大勢の人々が詰めかけているのだが、何しろ駅が広大なので、あまり混雑しているようには見えない。
 しかし、夏の人々の大移動は、肝心の鉄道ダイヤの方にその影を落としていたようだ。これから乗るはずのトリノ始発ヴェネツィア行きのFB9713は、8時45分にミラノに到着する予定なのだが、9時を回っても姿を見せない。それどころか、到着ホームすら決定していないのだ。
 ミラノのようなターミナル駅では、日本とは異なり、列車ごとに予め乗降ホームが決まってはない。それは列車到着の直前になって決定されるため、乗客は駅の大きな電光掲示板で必ずホームを確認する必要があるのだ。
 ちなみに、"FB"とはFrecciabianca(白い矢)の略で、在来線を走る特急列車である。イタリア固有の特急列車としては、他にも"FA"や"FR"というのがあるが、それらは後に紹介することになるだろう。

 こうして電光掲示板とにらめっこしているうちに、発車予定時刻の9時5分も過ぎてしまった。そしてようやく電光掲示板に到着ホームが表示される。列車が実際に到着したのは、9時10分過ぎ。予想通り車内は満席だ。イタリアでは特急列車は全席予約制だが、日本を発つ前に予約しておいて正解だった。

 9時24分、予定より20分ほど遅れてミラノを出発する。広大な構内を抜けたところで大きく右にカーブし、ミラノ市街を南北に貫く幹線に合流。南に進路を変える。私が泊まっていたホテルのあるランブラーテを通過すと、今度は南北の幹線から左に分岐して、ミラノ市街を離れ、東へと向かう。大きな貨物基地を通過すると、アッダ川を渡り、トレビリオを通過する。
 ロンバルディアの平原がひたすら続く。セーリオ川、次いでオリオ川を渡ると、しばらくして大きな市街地に入り、スピードが落ちる。10時16分、予定より23分遅れでブレーシャに停車。私はここで下車する。

続く
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