ヨーロッパ横断鉄道旅行-第7弾(ミュンヘン→ミラノ)(32)

ループ橋(ブルージョ)
ポスキアーヴォ→ティラノ

 ポスキアーヴォには6分停車して、10時28分に発車する。この辺りの街並みは、壁がカラフルで陽気な雰囲気だ。スイスの中ではあるが、イタリア語圏に入ったことを実感する。リ・クールトを通過すると、カヴァーリアーシュ川に沿って走る。線路と道路との間隔が次第に近づき、しまいには列車が路面を走るようになる。日本で言うと、腰越駅付近の江ノ電に近い。10時36分、ル・プレーゼに停車。
 ル・プレーゼを出発すると、すぐに大きな湖が現れる。ポスキアーヴォ湖だ。先ほど山の上から見た景色、谷間の奥に見えた湖は、これであったのだ。列車は湖の西岸を南東に向かって進み、10時41分、湖の南端にあるミララーゴに停車。
 ここから、湖から流れ出した川に沿って渓谷を下る。谷の下方にはブルージョの町と、そしてその向こうに鉄道のループ橋が見える。だが、緩やかに見える川沿いの道は、意外にも急勾配であった。列車は大きなS字型カーブに入り、曲がり終えるとブルージョ駅が現れる。しかし、駅にたどり着くには、もう一つS字型カーブを抜ける必要があった。こうして、10時49分、ブルージョに停車。

 ブルージョを発車した列車は坂を下り、いよいよループ橋へと向かう。橋のアーチと、その下をくぐる線路がはっきり見えてきた。列車がアーチの上を通過し、そして下りて行くぐるりと回ると、今度はアーチの下をくぐってループ橋と別れを告げる。興奮が冷めやらぬ間に、列車はカンポコローニョに停車。11時ちょうどだ。

 カンポコローニョからさらに谷を下る。国境を示す明確な標識を見ないまま、列車はついにイタリアに入る。ティラノの市街をゆっくりと抜けると、11時10分、ベルニナ線の終着駅・ティラノに到着する。頭端式(フォーク型)1面のホームの端にある改札口に向かうと、そこにはカタカナで「ティラノ」の文字が!。これはレーティッシュ鉄道と同じく山岳鉄道である箱根登山鉄道から寄贈されたもののようだ。

続く
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