ヨーロッパ横断鉄道旅行-第7弾(ミュンヘン→ミラノ)(22)

ライヒェナウ→トゥージス(1)
クール→トゥージス

 特急を降りてみると、既に向かい側のホームに真っ赤な車両の列車が停車している。サン・モリッツ行きの列車だ。車体に「レーティッシュ・バーン(レーティッシュ鉄道)」と書かれているので、これはレーティッシュ鉄道専用の車両である。レーティッシュ鉄道はスイス南東部に路線網を持つ私鉄で、実はラントクワルトから先はレーティッシュ鉄道の路線なのである。私が乗って来たスイス国鉄の特急は、ここクールまで乗り入れているのだ。

 それではこの赤い列車に乗ってみよう。1等車はがら空きなので、どこにでも座ることができる。12時58分、発車。クール駅の構内には、乗り入れているのであろうスイス国鉄の車両が停まっている。列車はいくつもの駅を通過して、13時4分、ドマート・エムスに停車。しばらく進むと、ライン川が目の前に現れる。13時8分、ライヒェナウ・タミンスに停車。

 列車はすぐにライン川を渡る。実はライン川には2つの源流があり、1つをフォルダーライン、もう一つをヒンターラインと言うそうだが、ここライヒェナウは両者の合流点で、今渡ったのは本流とされているフォルダーラインの方である。
 鉄道路線の方もこれに合わせて分岐する。私の乗る列車は分岐を左に進み、フォルダーラインに沿って南に向かう(ベルニナ線)が、右に分岐するとヒンターラインに沿って西に進む(オーバーランド線)。日本でも人気の氷河急行は、スイス南西部のツェルマットからオーバーランド線を通ってクールに向かい、そこから折り返してベルニナ線に入るというコースをとっている。

 ベルニナ線に入った列車は、フォルダーラインの渓谷に入って山を登り始める。大きなカーブを次々に通過する。川の対岸には古城らしき建物も見える。渓谷が少し開けてきた。真っ白な山々を背景に、お花畑が広がる。13時26分、トゥージスに停車する。

続く
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