ヨーロッパ横断鉄道旅行-第6弾(ベルリン→ミュンヘン)(14)

フランクフルト行き快速(リューデスハイム駅)
リューデスハイム→フランクフルト(ライン右岸線)

 リューデスハイム駅は街の西外れにあるので、駅からしばらく歩く。街の西側には、往きの左岸線列車からも見たニーダーヴァルトの山上が見え、ドイツ統合の記念碑の上に、ゲルマニアの女神像が立っている。沿道にはぶどう畑や城を改装したワイン博物館(もうこの時刻には閉館していた)がある。何を隠そう、この街はライン川沿いのワイン産地の中心なのである。

 街の中心部に到着。ぶどうのマークをぶら下げた小さな通りが現れる。ここは「つぐみ横丁」と呼ばれている。つぐみのように小さな通りで、アジアではよくあるが、ヨーロッパではあまり見かけないほど狭い。
 なぜこんなに狭いのか?中に進んでみるとその理由の一端がわかってくる。通りの両側には、居酒屋や土産物屋が所狭しと並んでいる。土産物屋と言っても、たいていワインも扱っている。私も含めて、観光客の多くはワイン目当てで来ている。もちろん酔っ払いが多い。酔っ払ってもこの幅なら柱や壁につかまることができるだろう・・・。

 土産物屋で名高いライン産ワインを購入した後、居酒屋に入ってドイツ料理と共にライン産ワインを堪能する。
 さっぱりしていて飲みやすい。だから、ついついおかわりしてしまう。酔いが回ってきた。柱や壁のお世話になる前に退散するとしよう。

 駅に戻ると、フランクフルト行きの列車が遅れていた。飲み鉄モード全開で来たのだが、次第に醒めてゆく。結局、約20分遅れで20時12分にフランクフルト行きの快速が到着する。こちらも2両編成だ。
 それまでライン河岸ぎりぎりを走っていた列車は、ここからやや内陸に入り、ライン沿岸の町を通って東に進む。ヴィースバーデン・ビーブリッヒを過ぎると、ヴィースバーデン・オストの手前で左手に分岐し、ヴィースバーデン・オストから北進して来た線路と合流する。そして、20時41分にヴィースバーデンに停車する。暮れなずんでいた空も、ようやく日没を迎える。

 20時44分、列車は発車するが、この時進行方向が逆になる。ヴィースバーデンはフランクフルトを含むヘッセン州の州都であり、駅の構造がフォーク型になっている。だから方向変換が必要なのだ。
 方向を変えて南に向かった列車は、先程の合流点で右に進まず直進し、ヴィースバーデン・オストを通過する。また、ここからはSバーン区間に入ったので快速運転になる。20時51分、マインツ・カステルに停車する。マインツの中心部からライン川を挟んで対岸にある町だ。
 今度は東に曲がってマイン川の北岸を進む。丘陵地帯をしばらく走り、フランクフルト郊外の町に入る。21時4分、フランクフルト・ヘーヒストに停車。再び郊外の景色になるが、今度は都心の夜景が現れ、無数の線路と合流する。21時18分、フランクフルト中央駅に到着。1日がかりのライン川の旅がここで終わる。

続く
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