ヨーロッパ横断鉄道旅行-第6弾(ベルリン→ミュンヘン)(9)

レーマー広場
マインのほとり

 まずは駅近くのホテルにチェックインしてから出かける。11番のトラムに乗り、レーマー広場で下車。
 レーマーとは市庁舎のことであり、広場の一角には旧市庁舎が建っている。日本の市役所のイメージにはほど遠い、色もデザインもかわいらしい建物である。建物内部は公開されているのだが、着いた時にはもう閉館時刻を過ぎていた。レーマーの反対側には、木組みの立派な建物群が建っていて、こちらも訪れる者の目を惹かずにはいられない。

 広場の裏手にある大聖堂に行く。天に向かって高く聳えるこの立派な教会の内装は意外に地味だが、ファン・ダイクなどの巨匠が描いた宗教画や彫像が多数あり、圧倒される。

 レーマー広場から少し南に行くと、マインの川岸に出る。実は、ドイツにはフランクフルトという町が2つあり、通常私達がフランクフルトと呼んでいるこの町の正式名称は、「フランクフルト・アム・マイン」(マイン川沿いのフランクフルト)である。ちなみに、もう一つの「フランクフルト」は、ベルリンの東、ポーランド国境のオーデル川沿いにある「フランクフルト・アン・デア・オーデル」だ。
 私のいるフランクフルトは、その名の通り、マイン川沿いの港を中心に発展してきた町である。川岸の芝生の上には、謎のレールが敷かれている。今でも使われているかは不明だが、おそらく船から荷揚げした貨物を運ぶためのものなのだろう。
 マイン川に架かるアイゼルナー橋を渡る。遊覧船がゆっくりと進んでいる。対岸には、ゴシック建築の教会が見える。ここではいにしえのように時間がゆったり流れている気がするのだが、振り返ると現代の高層ビル群が聳えている。ここマインのほとりでは、新と旧・動と静・高と低といった間逆なものたちが混然一体となっている。

 再び広場に戻り、夕食をとる。ビールの前に、フランクフルト名産のりんご酒を飲む。飲み物としてはおいしいが、酒好きの面々にはやや甘過ぎるかもしれない。

続く
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この記事へのコメント

すぎた
2013年04月02日 12:55
見たことある風景だと思ったら、フランクフルトの広場ですね。
仕事だったので、ゆっくり観光できませんでしたが、また行きたくなりました。
2013年04月04日 22:16
実は私も時間がなくて、レーマーの中とかゲーテ・ハウスにも行けてないんです。また行ってみたいですね。

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